正しいカビの取り方は?カビが発生した場所ごとの除去方法まとめ
「正しいカビ取り方法が分からない…」
「場所ごとに適したカビ除去方法が知りたい…」
「手軽にカビ取りできる方法が知りたい」
このようなことをお考えの方は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、場所に応じた正しいカビ取りをすることで簡単にカビを除去できます。しかし、間違った方法でカビ取りを行おうとすると以下のような問題が起こります。
・素材を傷めてしまう
・カビがさらに繁殖してしまう
このような状況に陥らないためにも、本記事では以下についてまとめています。
・カビ対策グッズのおすすめ4選
・カビ取りをする際の注意点
・カビが発生する3つの原因
・カビの繁殖を防ぐ方法
この記事を読めば、正しいカビ取りの方法やカビ対策が分かり、カビの無いきれいなお家を保つことができますよ!
場所に応じた正しいカビの取り方は?
もしもカビが発生してしまったら、どのような方法で除去すればいいのでしょうか?場所に応じた正しいカビの取り方は以下の通りです。
①水分をしっかりと拭き取る
➁細かい部分にはジェル・クリームタイプ、広範囲にはスプレータイプのカビ取り剤を塗布する
③カビの奥までカビ取り剤が馴染むようしばらく時間をおく
④雑巾で拭き取る・シャワーで洗い流す
⑤残っているカビはいらない歯ブラシや布を使ってこする
①ホコリなどの汚れを拭き取っておく
➁細かいカビにはジェル・クリームタイプ、広範囲にはスプレータイプのカビ取り剤を塗布する
③30分ほどカビに馴染ませたら雑巾できれいに拭き取る
④残っているカビはいらない歯ブラシや布で優しくこする
①洗面器にお湯を張り酸素系漂白剤を適量入れる
➁カビ部分がしっかりつかるように浸らせる
③2~5時間ほどつけ置きする(1時間ごとに確認する)
④カビが落ちたら水ですすぎ洗濯する
①押入れ・下駄箱の中身を取り出す
➁アルコールや木材にも使用できるカビ取り剤を吹きかける
③拭き残しがないようにし乾燥させる
お風呂場・洗面所・窓
お風呂場や洗面所・窓などに発生したカビは、しっかりと乾燥させて取り除くことが大切です。なぜなら、濡れている部分にカビ取り剤などを塗布しても液だれしてしまうからです。最初に水気をしっかりと拭き取り、カビ取り剤を塗布しましょう。広範囲のカビにはスプレーを、細かい部分に生えたカビにはジェル・クリームタイプのカビ取り剤を使うのがおすすめです。しばらく時間を置いたら、水で流すかふきんでしっかりと拭き取ります。まだ落ちていないカビがあれば、歯ブラシや布で優しくこすり取りましょう。
壁・畳
壁や畳に発生したカビを除去する際には、必ず事前にホコリなどの汚れを取り除いておきましょう。なぜなら、カビ取り剤がカビにしっかりと密着しなくなってしまうからです。汚れが除去できたら、カビが気になる部分にカビ取り剤を塗布します。約20~30分ほど放置したら、雑巾できれいに拭き取りましょう。もしもカビが残っているようであれば、壁紙や畳を傷めないように歯ブラシなどで優しくこすり落としてください。
洋服・布
洋服や布に生えたカビには、つけおきをするのがおすすめです。なぜなら、洋服や布のカビはこすっただけでは落ちないものが多く、しっかりと染み込ませることが大切だからです。まずはたらいや洗面器にお湯を張り、その中に適量の酸素系漂白剤を入れます。カビが生えている部分をしっかりとお湯に浸したら、2~5時間ほどつけおきをします。カビが取れているか1時間おきごとに確認するようにしましょう。カビがきれいに取れたら洋服・布を水洗いし、いつも通りの洗濯をすれば完了です。
押入れ・下駄箱
押入れ・下駄箱のカビ取りをする際には、必ず中に収納されている靴や衣類を全て外に出しておきましょう。なぜなら、靴や衣類にカビ取り剤が付着し、色落ちなどを起こす危険があるからです。中身を全て取り出したら、カビの気になる部分にカビ取り剤がアルコールを吹きかけます。カビにしっかりと馴染んだら、雑巾でしっかりと拭き取りましょう。湿った状態のまま押入れの中身を戻してしまうとさらにカビが発生する危険があるため、必ずしっかりと乾かしてから収納しましょう。
カビ対策グッズのおすすめ4選
カビ対策グッズにはさまざまな種類があり、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。特におすすめしたいカビ対策グッズのおすすめ4選は以下の通りです。
お部屋の防カビ剤カチッと押すだけ | バイオカビ防止剤 | バイオくん | 激落ちくんカビ予防スプレー | |
画像 | ||||
特徴 | 部屋全体に効果が期待できる | 置くだけで簡単にカビが予防できる | 天井に貼るだけでカビが予防できる | 週に1回のスプレーでカビが予防できる |
価格 | 約600円 | 約900円 | 約1500円 | 約700円 |
効果持続期間 | 約2カ月 | 約2カ月 | 約6カ月 | 週に1回 |
おすすめの使用場所 | リビング・寝室 | お風呂場・シンク下 | お風呂場・押入れなど | カーテン・カーペット・サッシ |
ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
お部屋の防カビ剤カチッと押すだけ
「お部屋の防カビ剤カチッと押すだけ」は部屋全体のカビを予防できるカビ対策アイテムです。煙が出ないので煙臭さを感じにくく、リビングや寝室でも安心して使用できます。噴射が始まってから約30分後に換気をすれば完了です。部屋全体のカビを防ぎたい方はぜひチェックしてみてください。
バイオカビ防止剤
「バイオカビ防止剤」は水を入れて置いておくだけで簡単にカビを予防できる優れものです。お風呂場やシンク下などに入れておけば、カビを防ぐだけでなく消臭もしてくれます。また、環境や人体に害の少ない微生物を使っているのも特徴的です。使用期間が過ぎたものは植物の肥料としても使えます。
バイオくん
「バイオくん」は天井に張っておくだけでカビを防止できるカビ対策グッズです。化学薬品を一切使用していないため、肌が敏感な方や赤ちゃんがいるご家庭でも安心して使用できます。両面テープで貼り付けるだけで簡単なのも魅力的です。押入れ用やお風呂場用などの種類があるので、使いたい場所に合わせて選んでくださいね。
激落ちくんカビ予防スプレー
「激落ちくんカビ予防スプレー」はスプレータイプのカビ対策グッズです。カーテンやカーペットなどの布類はもちろん窓枠のサッシなどのカビが予防できます。週に1回スプレーするだけでとても簡単にカビ予防ができるのが特徴的です。カーペットのダニよけにも効果的なので気になる方はぜひチェックしてみてください。
カビ取りをする際の注意点
カビ取りをする際にはどのようなことに注意すればいいのでしょうか?カビ取りをする際の注意点は以下の通りです。
・カビ掃除に適した服装で行う
・カビ取り剤を他の洗剤や漂白剤と混ぜない
・カビ取り後は完全に乾かす
ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
必ず換気を行う
カビ取りをする際の注意点の1つめは、必ず換気を行うことです。なぜなら、塩素系のカビ取り剤を使用する場合に、薬剤を吸い込んで気分が悪くなる危険があるからです。薬剤が充満した室内にいると目や喉を傷めてしまう場合もあります。そのため、カビ取り中の換気がとても大切です。
カビ掃除に適した服装で行う
カビ取りをする際の注意点の2つめは、カビ掃除に適した服装で行うことが挙げられます。なぜなら、カビ取りグッズの種類によっては皮膚や目に入ると危険なものがあるからです。必ずゴム手袋とマスクを着用し、必要に応じてメガネなども用意しておきましょう。
カビ取り剤を他の洗剤や漂白剤と混ぜない
カビ取りをする際の注意点の3つめは、カビ取り剤を他の洗剤や漂白剤と混ぜないことです。なぜなら、塩素系漂白剤は他の薬品と混ぜることで有毒な物質が発生する可能性があるからです。必ず、カビ取り剤ごとの注意書きをしっかりと読み、危険の無いように正しい使い方を心がけましょう。
カビ取り後は完全に乾かす
カビ取りをする際の注意点の4つめは、カビ取り後は完全に乾かすことが挙げられます。なぜなら、湿った状態で放置したり押入れや下駄箱の扉を閉めてしまったりすると湿気がこもってさらにカビが発生しやすくなる危険があるからです。カビ取りをした後は水分が無くなるまでしっかりと乾かしておきましょう。
カビが発生する3つの原因とは?
カビはどのような条件が揃うと発生しやすくなるのでしょうか?カビが発生する3つの原因は以下の通りです。
・20~30度くらいの気温
・ホコリ・皮脂などの汚れ
ここでは、それぞれについて詳しく解説していきます。
湿度が70%以上
カビが発生する原因の1つめには、相対湿度が70%以上であることが挙げられます。なぜなら、湿気の多い環境はカビが繁殖するためにかなりの好条件だからです。相対湿度が75%を超えると急激にカビは繁殖し、90%以上になるとわずか2日で目に見えるまで繁殖してしまうといったデータもあります。そのため、70%以上の湿度がカビにとって好条件であると言えるのです。
20~30度くらいの気温
カビが発生する原因の2つめには、20~30度くらいの気温があることが挙げられます。なぜなら、カビが繁殖するためには程よく暖かい温度が最適だからです。25~28度の気温がカビの生育にとって最適な温度であるといった報告もあります。
ホコリ・皮脂などの汚れ
カビが発生する原因の3つめには、ホコリや皮脂などの汚れがあることが挙げられます。なぜなら、ホコリなどの汚れがカビの栄養源となってしまうからです。特に下駄箱や押入れなど普段あまり掃除をしない箇所には汚れが溜まりやすく、カビが発生しやすい状態になっていることが多くあります。
カビの繁殖を防ぐ方法
家中さまざまな場所に発生するカビはどのようにして防げばいいのでしょうか?カビの繁殖を防ぐ方法は以下の通りです。
・こまめな掃除
・乾燥剤や除湿剤の使用
ここでは、それぞれの方法についてさらに詳しく紹介していきます。
部屋の換気をする
カビの繁殖を防ぐ方法の1つめには、部屋の換気をすることが挙げられます。なぜなら、換気をすることで部屋にこもった湿気を逃がすことができるからです。できるだけ効率よく換気をするためには、窓や扉を2箇所以上開けて風の通り道を作るのがおすすめです。可能であれば、2時間に1回程度の換気をするとかなりカビが繁殖しにくい状態を作ることが可能です。
こまめな掃除
カビの繁殖を防ぐ方法の2つめには、こまめに掃除をすることが挙げられます。なぜなら、カビの栄養源となるホコリなどの汚れを除去することができるからです。特に普段あまり掃除をしないクローゼットや下駄箱の中は定期的に掃除をするのがおすすめです。また、お風呂場なども汚れが溜まりやすいため、使用後はシャワーで全体を流すことなどを心がけましょう。
乾燥剤や除湿剤の使用
カビの繁殖を防ぐ方法の3つめには、乾燥剤や除湿剤を使用することが挙げられます。なぜなら、置いておくだけで簡単に湿気を吸い取ってくれるからです。押入れや下駄箱、シンク下などに1つ置いておくだけで、カビ対策にかなり高い効果を発揮してくれます。1000円程度から購入できる商品もあるので気になる方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回は、場所ごとに適したカビの取り方やカビ取りをする際の注意点、おすすめのカビ対策グッズなどを紹介しました。場所に合わせて最適な除去方法を行うことで、簡単にカビを取り除くことが可能です。カビ対策にも力を入れて、ぜひカビの無い清潔なお家を保ってくださいね!
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