クローゼットの湿気対策をお伝え!イヤな臭いを防ぎ、スッキリ空間に変えよう
「クローゼットから洋服を取り出すと臭いが気になった」
「これって、もしかしてクローゼット全体が臭いのかも…」
このようなお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?
結論からいうと、クローゼットが臭くなってしまうことは十分にあり得ます。
そして、クローゼットや収納している洋服や布団の臭いを消すことは可能です。
そこで本記事では、次のことを解説していきます。
- クローゼットの湿気の原因
- クローゼットの湿気対策を怠ると起こること
- 簡単にできるクローゼットの湿気対策
- 置くだけで湿気対策になる除湿剤の選び方
しっかりと臭いへの対策と対応を知ることで、すっきりと清潔なクローゼットへと変えていきましょう。
クローゼットの湿気の原因は?
クローゼットの湿気は、嫌な臭いのもととなり、片付けて置いた洋服やバッグ、布団なども徐々に臭いが染みついてしまいます。
クローゼット内で発生してしまう湿気の、主な原因は次の3つです。
- 洋服を乾いていないまま片付ける
- 換気が不十分
- 家や部屋の構造上の問題
1. 洋服を乾いていないまま片付ける
まだ水分が残っている状態で洋服を片付けてしまうと、洋服にカビや臭いがついてしまうのはもちろんですが、タンスやクローゼット全体に湿気が広がってしまう可能性があります。
この水分が残っている状態とは、洗濯後の生乾き状態になった洋服だけではありません。
雨に濡れたジャケットや消臭スプレーをかけた洋服の水分がまだ残っている状態でクローゼットに入れることも、クローゼット内の湿気の原因となります。
2. 換気が不十分
クローゼットや押し入れは基本的に密閉された状態です。
意識的に換気や除湿をおこなわない限り、洋服を片付けたり着替えたりするわずかなタイミングしか、換気がおこなえません。
そのため十分に空気を入れ替えることができず、クローゼット内に湿気が溜まってしまうことがあります。
3. 家や部屋の構造上の問題
洋服が乾いてから片付けたり、クローゼットを十分に換気しても、家や部屋に湿気が溜まっていると、クローゼット内にも湿気が溜まった状態になってしまいます。
例えば、次のような環境では比較的湿気が溜まりやすいです。
- 川沿いや海の近くなど水辺が近くにある
- マンションやアパートの1階もしくは2階に部屋がある
- コンクリート構造の住宅
- 方角や周囲の環境上、日当たりが悪く気温が低い
クローゼットの湿気対策、怠るとどうなる?
クローゼットの湿気対策は、家事や暮らしの手入れのなかでも手を抜いてしまいがちな場所。
しかし、もし湿気対策を怠ってしまうと、洋服などクローゼットに収納しているものが長く使えなくなったり、清潔感が失われたりしてしまいます。
具体的には、次の3つのような弊害が起こりえます。
- カビが生える
- 洋服が臭くなる
- 虫食いが発生しやすくなる
1. カビが生える
カビの繁殖力は、高温多湿の環境で高まります。
また、洋服に付着しているほこりや皮脂汚れはカビの栄養源。
しっかりと洗濯をしても、多少のほこりや皮脂汚れは残ってしまいます。
そのため、クローゼット内に湿気が溜まっているかぎり、クローゼット内や洋服にカビが発生する可能性はゼロではありません。
壁や家具についたカビを落とすのも面倒なうえ、壁材や床材によってはカビ取り剤を使用できません。
洋服にカビが発生した場合は、落とすのにもかなり手間がかかってしまいます。
そのため普段から、クローゼット内を低湿にしておくことが大切です。
2. 洋服が臭くなる
洋服にカビが繁殖していくと、そのカビから嫌な臭いがするようになります。
絵具のような少しツンとくる臭いがしたら、湿気とカビを疑いましょう。
カビが発生していなくても、水分が残ったまま洋服を放置していると、そこに雑菌が繁殖して嫌な臭いが発生することもあります。
一度ついたカビや雑菌、そして臭いは徐々にほかの洋服にもうつってしまう可能性があります。
洗濯で原因菌や臭いを落とすのも手間暇がかかってしまうので、クローゼット内は常に清潔に保っておきたいところです。
3. 虫食いが発生しやすくなる
洋服に穴が空くことを虫食いといいますが、その原因になるのが衣類害虫と称される虫です。
これらは幼虫のときに、洋服などの衣類を栄養源に成長していきます。
この衣類害虫がとくに活発になるのが、湿度60%以上のじめっとした環境です。
クローゼットは平均で60%にぎりぎり届かないあたりの湿度だといわれており、衣類害虫にとっては生活しやすい場所。
梅雨や夏になると70%を超えてしまう傾向にあります。
虫食いの被害に遭うと、せっかくのお気に入りの洋服も着れなくなってしまいます。
カビや臭いのように、洗濯の工夫では解決できません。
そのため、普段から調湿や除湿をおこなっておくことが大切です。
誰でもできる!クローゼットの湿気対策
カビやにおい、虫食いなどを発生させる湿気ですが、その対策は少しの工夫で十分におこなえます。
ここでは、日常生活のなかで取り入れたい工夫を7つ紹介します。
是非、簡単にできそうなものから取り入れてみてください。
- 洋服は乾燥させてから片付ける
- 季節ものはクリーニングに出す
- 収納は8割におさえる
- 布団やカーペットは上段に片付ける
- 定期的に換気をおこなう
- 電化製品を活用する
- 除湿剤を置く
洋服は乾燥させてから片付ける
湿った洋服をそのまま片付けると、生乾き臭が広がるのはもちろんですが、クローゼット内の湿気やカビの原因になってしまいます。
室内干しをした際や小雨の日に軒下に干していた際には、洋服に湿り具合がないか確認してから片付けるようにしましょう。
もし不安であれば、ドライヤーの弱風を少し離したところからあて、水分を飛ばしてから片付けるのがおすすめ。
消臭スプレーを使用した際も、乾くまではクローゼットに入れず、室内に干しておくようにしましょう。
季節ものはクリーニングに出す
湿気そのものにアプローチすることも大切ですが、カビや雑菌の繁殖を防ぐために栄養源をたっておくことも重要。
コートやジャケットなど、普段は洗濯しないものには汗や汚れなどが残っています。
さらに頻繁に着ている洋服には、洗濯では落としきれなかった汚れが溜まっている可能性もあります。
そのため、季節が終わればクリーニングに出して、しっかりと綺麗にしてもらいましょう。
収納は8割におさえる
クローゼット自体、構造上通気性にはすぐれていません。
そんななか、洋服や布団を隙間なく詰め込んでいると、より湿気が溜まりやすくなります。
多少は空気が通れるすき間を残せるように、クローゼットの中身は8割ほどにとどめましょう。
クローゼットに片付けたいが入らなかった布団などがあれば、ベッド下を活用してください。
洋服は、いらないものは買わないもしくは捨てる選択をすることで、クローゼット内がすっきりします。
断捨離は、視覚だけではなく心理的にもスッキリするため、おすすめです。
布団やカーペットは上段に片付ける
湿気は下部に溜まりやすい傾向にあります。
そのため布団やカーペットなど大きく空気も通りにくいものはクローゼットや押し入れの上段に片付けるのがおすすめ。
また、片付けるときにビニール袋や圧縮袋を使うのは避けましょう。
空気を抜ける分コンパクトになりますが、袋内に湿気が溜まってしまうと逃げ口がありません。
風呂敷や布バッグ、もしくはメッシュ素材の収納袋に入れて片付けておくのも大切です。
定期的に換気をする
クローゼット内に湿気が溜まらないよう、定期的に換気をして空気を入れ替えましょう。
部屋の換気をするときはクローゼットも開けるなどの、クローゼットの換気をするタイミングを決めておくと、自然と定期的におこなえるようになります。
電化製品を活用する
対策をしても、もやっとした空気が漂っている場合は除湿器の活用がおすすめです。
一定時間クローゼットを開けておき、下の方に除湿器を置いて電源を入れましょう。
除湿器は場所を取ってしまったり、電気代がかかるデメリットはありますが、湿度を一気に落とすには効果的。
一方で部屋や家が湿気をためやすい環境にある場合、除湿器の電源を落としているあいだに再度湿度が高くなってしまう可能性もあります。
そのうえ、毎回機械のなかに溜まった水分を捨てるのも不便です。
住んでいる場所の環境や、かかる負担を考えると、あまり万能な対策とはいえないかもしれません。
除湿剤を置く
場所を取らずに常に湿気を吸収してくれるのが除湿剤です。
電気代がかからないうえ、放置しておくだけでいいので、手入れもほとんど不要です。
忙しくこまめな手入れができない方や、どんな対策をしても湿気が改善されなかった方は、除湿剤を使用してみてください。
置くだけで湿気対策!除湿剤の選び方
除湿剤といっても、さまざまな種類があります。
そのため、結局どれを買っていいのか分からず悩む方もいるでしょう。
除湿剤で大切なのは、次の3つです。
- 置き方
- 持続力
- 材料
ものによって使い勝手が異なるため、ご自身の希望に沿った除湿剤を見つけられるよう参考にしてみてください。
置き方
除湿剤は、まず用途によって選ぶものが変わってきます。
用途と直接関わってくるのが置き方のタイプです。
タイプは大きく、次の3種類に分かれます。
置き型 | 床のすみやタンスの上に置く除湿剤クローゼット全体の除湿をしてくれる |
吊り下げ型 | ハンガーに吊るしておく除湿剤特定の洋服の湿気に対応してくれる |
シート型 | 平らな形をしており、狭い場所にも使える除湿剤タンスの中や布団の間に入れ、限られた空間の除湿をする |
持続力
除湿剤の持続力は、その大きさに比例します。
そのため小さいものは効果が短いです。
しかし吊り下げ型やシート型は、除湿をおこなう範囲が限られているため小さなもので十分です。
また、大きすぎると邪魔になってしまう可能性もあります。
一方でクローゼットの湿気が溜まりやすい方は、一般的な大きさでは買い替えの頻度が高くなってしまう可能性があります。この場合、少し大きめを買っておくのがいいでしょう。
材料
除湿剤は材料によって利便性や特徴がやや異なります。
ここでは、特に人気の除湿剤を3つ紹介します。
塩化カリウム | 使い捨て吸湿力がかなり高い吸湿後に溶け、こぼすと肌荒れや床のシミになる可能性がある |
シリカゲルB型 | 天日干しで再利用が可能お菓子などに入っている除湿剤で、身体への害はない |
炭 | 天日干しで半永久利用が可能安全性にすぐれている |
吸湿力を優先するのであれば、塩化カリウムがおすすめです。
白い球状の塩化カリウムが吸湿するタイプで、この球は最終的に溶けてしまうため再利用はできません。
また、捨てる際は液体が肌や床にこぼれないように注意する必要があります。
そのため、扱いが大変だと思う方がいるかもしれません。
一方、シリカゲルB型や炭の除湿剤は再利用が可能なうえ、安全性にもすぐれています。
どちらも天日干しをすれば、吸湿力を取り戻してくれるので、手入れも比較的楽。
長期的に使うのであれば、この2種類のなかでも炭の除湿剤がすぐれています。
クローゼットの湿気対策なら、炭八がおすすめ!
クローゼットの湿気対策を考えているのであれば炭八がおすすめです。
調湿機能を備えているため、除湿だけではなく必要なときには水分を掃き出し、ほどよい湿度に保ってくれます。
また、月に1回の天日干しで効果が持続しますが、そのままでも一定の効果を発揮。
そのため、湿気対策をおこなってくれるだけではなく、家事や手入れの負担も減らしてくれます。
大きさやデザインもいろいろ。置き型はもちろん、吊り下げ型やタンスのなかに入れるコンパクトサイズまであります。
まずは、どんな大きさがあるかを見てみましょう。
クローゼットを清潔を清潔に保つ方法をもっと知りたい方は「クローゼットの嫌な臭いにおすすめの消臭剤は?クローゼットの消臭剤の選び方や種類について解説!」もチェックしてみてくださいね!
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