サーキュレーターを使って換気ができる?サーキュレーターの正しい使用方法や換気方法を紹介!

「サーキュレーターの正しい使い方が分からない…」
「サーキュレーターを使って換気を効率よく行う方法が知りたい」
「サーキュレーターのメリットを知りたい」
このようなことをお考えの方は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、サーキュレーターを使用することで効率よく換気をすることは可能です。しかし、正しい方法で換気を行わないと以下のような問題が発生する可能性があります。
【サーキュレーターを間違った方法で使用すると起こるトラブル】
・湿気や嫌な臭いが室内にこもる
・カビが発生しやすくなる
・結露が発生しやすくなる
このような状況に陥らないためにも本記事では以下についてまとめています。
【サーキュレーターの特徴やメリットについて】
・サーキュレーターの特徴
・サーキュレーターと扇風機の違い
・サーキュレーターで効果的に換気できる方法
・換気におすすめのサーキュレーター
・サーキュレーターで換気をするメリット
この記事を読めばサーキュレーターの使い方や効率のいい換気方法が分かりますよ!
サーキュレーターの3つの機能

サーキュレーターにはどのような特徴があるのでしょうか?サーキュレーターの特徴は以下の通りです。
【サーキュレーターの特徴】
・部屋の換気ができる
・室内の空気を循環させられる
・布団や衣類の湿気を逃がすことができる
ここではそれぞれの機能について詳しく解説していきます。
部屋の換気ができる
サーキュレーターの機能1つめには部屋の換気ができることが挙げられます。なぜならサーキュレーターは強力に風を送り出すことができるからです。サーキュレーターを使用しながら窓を開けることで空気の流れができるため、効率よく換気ができるのです。
室内の空気を循環させられる
サーキュレーターの機能2つめには室内の空気を循環させられることが挙げられます。なぜなら、サーキュレーターが送り出す風が室内全体にめぐり、上下左右の空気を動かすことができるからです。エアコンの空気を部屋全体にめぐらせたい時にもおすすめです。
布団や衣類の湿気を逃がすことができる
サーキュレーターの機能3つめには布団や衣類の湿気を逃がすことができる点が挙げられます。なぜなら、サーキュレーターをつけていることで常に部屋の空気が流れる状態が作れるからです。梅雨時や雨の日に洗濯ものを外干しできない場合などにもおすすめです。
サーキュレーターと扇風機の違いは?

サーキュレーターと扇風機にはどのような違いがあるのでしょうか?サーキュレーターと扇風機の違いは以下の通りです。
サーキュレーター | 扇風機 | |
使用目的 | 空気を循環させるため | 暑さをしのぐため |
使い方 | 換気・衣類の乾燥・空気の循環 | 就寝時・入浴後 |
電気代 | 約0.5円 | 約0.5円 |
使用目的の違い
サーキュレーターと扇風機の違いの1つめには使用目的が挙げられます。なぜなら、サーキュレーターは空気を循環させるために、扇風機は暑さをしのぐために使われるからです。サーキュレーターはピンポイントに強力な風を送ることができるのが特徴的です。一方で扇風機は広範囲に風を送ることが可能ですが、ピンポイントに強力な風を送ることはできません。そのため、2つの使用目的は全く違うものとなります。
使い方の違い
サーキュレーターと扇風機の違いの2つめには使い方が挙げられます。サーキュレーターは部屋の換気や衣類の乾燥、空気の循環といった使い方をするのが一般的です。しかし扇風機は暑さをしのいだり涼をとったりする使い方がされています。それぞれの特徴が違うため、使い方も異なります。
電気代の違い
サーキュレーターと扇風機の違いの2つめには電気代の違いが挙げられます。サーキュレーターと扇風機それぞれを単体で使用しても電気料金に大きな差は生まれません。
サーキュレーターの場合でも最大消費電力は21W程度です。そのため、サーキュレーターの1時間あたりの電気代も扇風機と同様に約0.5円になります。
(引用:パナソニック 「扇風機とサーキュレーターの違いは? サーキュレーターの電気代」)
しかし、サーキュレーターとエアコンを併用するとかなり電気代を節約することができます。なぜならサーキュレーターが空気を循環させることで室内の温度差が少なくなり、エアコンの稼働を助けるからです。効率的にエアコンを使いながら電気代を節約したい方にはサーキュレーターがおすすめです。
サーキュレーターで効果的に換気するための4つの使用方法

サーキュレーターを使って効率的に換気をするためにはどのような使用方法をすればいいのでしょうか?場所に応じたサーキュレーターの効率的な使用方法は以下の通りです。
【場所ごとに効率的なサーキュレーターの使用方法】
・キッチン→換気扇のある方向に向けて置く
・お風呂→窓に向かって置く
・寝室→天井や壁・布団の中に向けて置く
・リビング→部屋の中心に置く
ここではそれぞれの方法について詳しく解説していきます。
キッチン→換気扇のある方向に向けて置く
キッチンでサーキュレーターを使用する場合には、換気扇のある方向に向けて設置するのがおすすめです。なぜなら、キッチン周りの空気を効率よく換気扇に送り込むことができるからです。調理後に残ってしまったニオイや煙もきれいに吸い込んでくれますよ。
お風呂→窓に向かって置く
お風呂でサーキュレーターを使用する場合には窓に向けて設置するのがおすすめです。なぜなら、窓に向けてサーキュレーターの風を送ることで空気の流れができやすくなるからです。お風呂場にこもった湯気や湿気も効率よく逃がすことができます。
寝室→天井や壁・布団の中に向けて置く
寝室でサーキュレーターを使用する場合には天井や壁・布団の中に向けておくのがおすすめです。なぜなら天井や壁にサーキュレーターの風をあてることで室内全体の空気を循環させられるからです。また、暑い時期には遠くから布団に向けて風をあてるのもおすすめです。布団の中にこもった湿気を優しく逃がすことができます。
リビング→部屋の中心に置く
リビングでサーキュレーターを使用するなら部屋の中心に設置するのがおすすめです。なぜなら、部屋の中心にサーキュレーターを置くことで室内全体の空気を効率よく循環させられるからです。首振り機能などを活用すればさらに空気を循環させやすくなりますよ。
窓の個数ごとに効果的なサーキュレーターの使用方法
効率的に換気を行うために大切なサーキュレーター。実は、窓の個数によって置くべき場所が異なります。ここでは、窓の個数ごとに理想的なサーキュレーターの使用方法を解説します。
1つしか窓がない場合
窓が1つしかない場合、窓を開けただけでは空気を循環させられません。窓を開けて、窓の方向に向けてサーキュレーターを稼働させることで、室内の空気を外に排出しやすくなります。部屋のドアを開けるとさらに効率的に空気の入れ替えが行えますよ。
2つ窓がある場合
窓が2つある場合、まずは2つの窓を開けます。そして、空気が流れる方向に向けてサーキュレーターを稼働させると、自然に空気の循環が行えます。カーテンを開けて窓を開けることでさらに効果的に空気の入れ替えが行えますよ!
窓がない場合
窓がない部屋の場合は、まずは部屋の扉を開けます。そして、室内の空気を外に出すようなイメージで扉の方に向かってサーキュレーターを稼働させます。空気の循環が感じられない場合には、サーキュレーターの首振り機能を活用するのもおすすめです。
サーキュレーターはどのくらいの時間稼働させるべき?

サーキュレーターは、どのくらいの時間稼働させるべきなのでしょうか?換気の理想は、1時間に2回以上、数分間程度(30分に1回以上)窓を全開にして行うべきだといわれています。換気をするタイミングでサーキュレーターも同時に稼働させるのが最適です。頻繁に窓を開けるのが難しい場合には、部屋の扉を開けておき常にサーキュレーターを稼働させておくのもおすすめですよ。
参考:厚生労働省 「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法
サーキュレーターで換気をするメリットは?

サーキュレーターで換気を行うとどのようなメリットがあるのでしょうか?サーキュレーターで換気をするメリットは以下の通りです。
【サーキュレーターで換気をするメリット】
・部屋内のカビの発生を予防できる
・湿気や嫌な臭いを除去できる
・冷房・暖房の効果を強められる
ここではそれぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
部屋内のカビの発生を予防できる
サーキュレーターで換気をするメリット1つめには部屋内のカビの発生を予防できることが挙げられます。なぜなら部屋の空気を循環させることで室内の温湿度を下げられるからです。カビが繁殖しやすくなる条件である温湿度の両方にアプローチできるためカビの発生を予防できるのです。
湿気や嫌な臭いを除去できる
サーキュレーターで換気をするメリット2つめには湿気や嫌な臭いを除去できることが挙げられます。なぜなら、常に室内の空気を循環させられるため嫌な臭いの原因となる湿気などを外に逃がすことができるからです。そのため、湿気や室内にこもった空気を効率よく排出できます。
冷房・暖房の効果を強められる
サーキュレーターで換気をするメリット3つめには冷房や暖房の効果を強められる点が挙げられます。なぜならエアコンから出る空気を部屋全体に行き渡らせることができるからです。冷房の場合はエアコンの下に、暖房の場合はエアコンに背を向けてサーキュレーターを設置するとより効率的にエアコンの効果を強められます。
換気におすすめなサーキュレーター5選

換気にはどのようなサーキュレーターを使用するのがいいのでしょうか?換気におすすめなサーキュレーター5選は以下の通りです。
バルミューダ(BALMUDA) GreenFan C2
コンパクトサイズで持ち運びしやすいサーキュレーターです。部屋中の空気を循環させるのはもちろん、活性脱臭炭入りのフィルター効果で部屋の嫌な臭いも吸い取ってくれます。臭いが気になるキッチン周りやリビングでの使用がおすすめです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) サーキュレーター PCF-HD15
パワフルな送風力と静音運転が特徴的なサーキュレーターです。かなり強力な送風力なので、部屋の換気をしたい場合やエアコンの効果を高めたい時におすすめです。またとても静に運転できるので寝室で使用したい方にも最適なサーキュレーターです。
ボルネード(VORNADO) サーキュレーター クラシックモデル VFAN2-JP
おしゃれなデザインが特徴的なサーキュレーターです。小さめサイズで持ち運びしやすく、さまざまな場所で活用できます。そのため玄関や子ども部屋などでの使用に適しています。レトロなデザインのサーキュレーターを探している方にもおすすめです。
山善(YAMAZEN) サーキュレーター HOT&COOLサーキュレーター DRY FORCE YAR-ZD171
運転モードが3種類に分かれている高機能なサーキュレーターです。換気をしたいときに最適な送風モードはもちろん、寒い日にピッタリの温風モードも活用できます。部屋干しの洋服を乾かしたい場合には乾燥モードの使用がおすすめです。リビングにはもちろん寝室でも活用にも最適です。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) サーキュレーターPH24A
アイリスオーヤマのサーキュレーターPK24Aは、高さがあるため部屋全体の空気を循環させられます。また、音声操作ができるため手が離せないときにも便利。31メートル先まで風が届き、ジェット気流で素早く空気の入れ替えを行います。
サーキュレーターのメリット

サーキュレーターを使用することでどのようなメリットがあるのでしょうか?サーキュレーターのメリットは以下の通りです。
【サーキュレーターのメリット】
・隣の部屋まで温風・冷風が届けられる
・洗濯ものを乾かせる
・電気代が節約できる
ここではそれぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
隣の部屋まで温風・冷風が届けられる
サーキュレーターのメリット1つめには隣の部屋まで温風・冷風が届けられることが挙げられます。なぜならサーキュレーターは空気の循環力が高く、扉を開けておけば隣の部屋まで風を送ることができるからです。エアコンの風などをできるだけ広範囲に循環させたい場合にはサーキュレーターを使用するのが最適です。
洗濯物を乾かせる
サーキュレーターのメリット2つめには洗濯ものを乾かせることが挙げられます。なぜなら、洗濯物全体に風が当たるようにすれば外干しと同じような環境が作れるからです。サーキュレーターによっては部屋干し乾燥機能が搭載されている場合もあります。室内で洗濯ものを干す機会が多い方は機能にも注目してサーキュレーターを選びましょう。
電気代が節約できる
サーキュレーターのメリット3つめには、エアコンとの併用で電気代が節約できることが挙げられます。なぜなら、エアコンとサーキュレーターを同時に活用することで効率よくエアコンの風を室内に循環させられるからです。空気を循環させて室内の温度を常に同じような状態で保てば、エアコンの過剰な運転を防ぐことができます。より効率的にエアコンを使用したい方にもおすすめです。
サーキュレーターで効率的な換気を

今回は、サーキュレーターを使用した効率の良い換気の方法やサーキュレーターのメリットや特徴などを紹介しました。サーキュレーターを使用すれば効率良く換気ができ、カビや嫌な臭いを防ぐことが可能です。ぜひサーキュレーターを活用してきれいな空気のお家を保ってくださいね!
お部屋だけでなくトイレの換気について詳しく知りたい方は「トイレに換気扇がない!換気扇がなくてもできる換気方法やトラブル解決方法紹介!」もチェックしてみてくださいね!
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