気がついたらカビだらけ!?フローリングマットの下の畳にカビを発生させない方法を紹介
「フローリングマットを畳の上に敷いていたらカビが生えてしまった」
「フローリングマットの下の畳カビが生えないようにするにはどうしたら良いか」
こんな「フローリングマットの下の畳のカビ」に関する悩みを抱えていませんか?
実は、畳のカビ対策は簡単にできます!
しかし、適切な対策をする為には、フローリングマットの特徴と、畳に生えるカビの対処法をしっかり理解しておく必要があります。
気がついたらフローリングマットの下の畳がカビだらけ!
畳のカビが多すぎて、畳の買い替えをしなければいけない…なんて事もあるので、気をつけなければいけません。
そんな事にならないためにも、本記事では以下についてまとめています。
・フローリングマットとは
・フローリングマットの下の畳にカビが生える原因
・畳にカビが生えないようにする方法
この記事を読めば、畳のカビに悩まされることなく、フローリングマットを使った簡単なリフォームを思いっきり楽しむことができるようになりますよ!
フローリングマットは畳を簡単にフローリングにできるマット
フローリングマットは、フローリングカーペットとも呼ばれ、畳などの既存の床の上に敷くだけでフローリングにリフォームできるカーペットのことです。
フローリングマットの裏地には、フェルトなどの柔らかい素材が使用されているので、直接敷いても下の床材を痛めることはありません。
また、木目調を生かしたデザインが多くありますが、色合いや風味の種類も豊富で、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
フローリングマットの主な種類は3種類あります。
・ウッドカーペット
表面は木材の板が使われ、裏地はフェルトなどの布製です。本格的なフローリング感が楽しめるのが特徴です。
・ジョイントウッドカーペット
表面はフローリング素材で、裏地は突起がついたウレタン素材になっています。1枚が小さい四角形のものをつなぎ合わせるので、手軽に設置できます。
・シート式フローリングマット
素材はフローリングではなく、ポリ塩化ビニルが使われていて、薄手で水や汚れに強いのが特徴です。
フローリングマットのメリットとデメリット
フローリングマットは、良いところもあれば悪いところもあります。
メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | 簡単に部屋のイメージを変えられる | 時間と費用の節約ができる | 畳が傷つかないように保護できる |
デメリット | カビとダニが発生 | 畳がいたむ | 段差が生じる |
フローリングマットのメリット
簡単に部屋のイメージを変えられる
部屋を洋風にしたい時に、フローリングマットを敷くだけで、簡単に洋風の家具やインテリアも合う、お洒落な部屋にイメージチェンジすることができます。フローリングマットは種類も豊富なので、インテリアに合わせて色や柄を選ぶことも可能です。
また、賃貸の場合も、直接畳に何かをする訳ではなく、フローリングマットを敷いたり剥がしたりするだけなので、原状回復が簡単で取り入れやすいところも魅力です。
時間と費用の節約ができる
フローリングにリフォームするとなると、時間も費用もかかってしまいますが、フローリングマットは、部屋のサイズに合ったフローリングマットを畳の上に敷くだけなので、時間も費用も抑えることができます。
畳に傷がつかないように保護できる
畳の上に直に重い家具などを乗せてしまうと、畳にどうしても傷や跡が残ってしまいます。一度傷や跡がついてしまうと、家具をどかしても元のようには戻りません。しかし、フローリングマットを敷いて、その上に家具を置くことで、畳への負担を軽減し、直接傷がつかないように保護してくれます。
フローリングマットのデメリット
カビとダニが発生
畳にはもともと、湿度を調整する性能があります。しかし、畳の上に直接フローリングマットを敷いてしまうと、畳の表面から湿度の逃げ場がなくなり、畳に湿気が残ってしまうので、この溜まった湿度が原因で畳にカビが生えてしまうことがあります。
ダニもカビと同様、湿気があり温度が高い場所を好みます。フローリングマットと畳の間は通気性が悪く、高温多湿になりがちです。また、畳の表面にはホコリや髪の毛などのゴミが溜まりやすく、ダニが発生しやすい環境になってしまいます。
ダニが畳に発生してしまうと、ダニの死骸やフンの影響で、アレルギー性鼻炎や気管支炎、アトピー性皮膚炎といった症状を引き起こし、人体にとって良くありません。
畳がいたむ
畳の上にフローリングマットを敷くことで、畳の表面の傷はつきづらくなりますが、通気性が損なわれることによる多湿により、カビやダニが発生したり、畳自体が腐ってしまう事もあります。一度腐ってしまった畳は、いくら乾燥させても元には戻りません。畳が傷んでしまう前に、適切な対策をしないと後悔することになります。
段差が生じる
部屋の床のサイズにピッタリ合ったものを用意しないと、フローリングマットとの境目に段差ができてしまうことがあります。また、フローリングマットが薄いものだったりして畳との間に隙間ができてしまうと、つまづく原因にもなりますし、その隙間にゴミが溜まりやすくなるので、注意が必要です。
フローリングマットの下の畳にカビが生える原因
畳に直接水分がついたり、食べ物をこぼしたり、ホコリがついたりする訳ではないのに、なぜフローリングマットの下の畳にカビが発生するのでしょうか。その原因は3つあります。
・通気性が悪い
・湿気がたまる
・畳についている汚れ
この原因について詳しく紹介していきます。
通気性が悪い
畳自体は、その構造からもとても通気性が良く、じめじめしたりすることはほとんどありませんが、フローリングマットを敷くことにより通気性が悪くなって、畳内部に溜まった湿気が逃がせなくなります。
これによりカビが発生しやすい高温多湿の環境が作り出されます。
湿気がたまる
畳の素材の「い草」は、部屋の湿度が高くなれば湿気を吸い取り、部屋の湿度が低くなれば湿気を放出するという機能があり、部屋の湿度をコントロールしてくれています。勝手に湿度調整をしてくれるとても良い機能ではありますが、畳の上に直接フローリングマットを敷いてしまうと、湿気を吸収しても通気性が悪いため発散することができず、多湿の状態を作り出し、カビの生えやすい環境を作ってしまいます。
畳についている汚れ
畳にもともとついているホコリや髪の毛、ゴミなどは、カビの栄養源になります。そして、フローリングマットと畳の間には隙間が出来やすく、その隙間にゴミが入り込み、更なる悪い環境を作り上げてしまいます。
畳に生えたカビの落とし方
畳に生えてしまったカビの落とし方は複数あります。
具体的には以下の通りです。
掃除機で吸い取る | 消毒用アルコール(エタノール)で拭き取る | 酢を使って拭き取る | 重曹を使ってこする | |
手軽さ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
コスト | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
カビの程度 | 軽度なカビ | 表面に付着したカビ | しみ込んでいるカビ | 濃い黒カビ |
優先順位 | ①まずは掃除機で軽度なカビを吸い取ります | ➁掃除機で取れないカビはアルコールを吹きかけて拭き取ります | ③畳の目に入り込んでいるカビは軽くお酢をつけてこすります | ④濃くこびりついた黒カビは重曹で丁寧にこすります |
全てを行うのは手間なので、優先順位をつけて行いましょう。
まずは①掃除機で軽度なカビを吸い取ります
を行い、次に②掃除機で取れないカビはアルコールを吹きかけて拭き取ります
次に③畳の目に入り込んでいるカビは軽くお酢をつけてこすります
次に④濃くこびりついた黒カビは重曹で丁寧にこすります
詳細はこちらの「畳のカビを正しい掃除方法!畳に発生するカビを防ぐ方法まとめ」
に記載していますので、ご確認ください。
畳にカビが生えないようにする方法
畳にカビが生えてしまってから取り除くのは手間ですし、根が深い黒カビが生えてしまうと全て取り除くのは難しくなってしまうこともあります。
しっかりカビ対策をして、カビを生えさせない環境にしましょう。
具体的には
・畳を掃除しておく
・畳の下に除湿シートを敷く
・フローリングマットを敷く季節も考える
・定期的なメンテナンス
この4つのカビ対策について説明していきます。
畳を掃除しておく
畳の上にフローリングマットを敷く前に、畳の表面をよく掃除しておきましょう。カビの栄養になるホコリやゴミを除去することでカビの発生を抑えることができます。
しっかり全体に掃除機をかけ、表面を拭き掃除すると良いでしょう。
水拭きをした場合は、しっかり畳が乾いてから上にフローリングマットを敷くようにします。
畳の下に吸湿シートを敷く
なんと言ってもカビが生える大きな原因は湿気です。フローリングマットと畳の間に吸湿シートを敷くことにより、湿気を吸収してカビの発生を防ぎます。除湿シートは5年から10年で交換すると効果を持続できます。
フローリングマットを敷く季節も考える
畳の上にフローリングマットを敷く時には、季節にも注意が必要です。乾燥している冬や春などは、畳の水分が少なくなっているので、フローリングマットを敷くのに適しています。しかし、梅雨から夏にかけては湿度が高いため、畳内部の水分量も多くなっています。こうした状態でフローリングマットを敷いてしまうと、畳に含まれている水分が原因でカビが発生しやすくなってしまいます。
待機的な畳のメンテナンス
定期的にフローリングマットと畳のメンテナンスをすることで、カビの発生を防ぎ、畳とフローリングマットを長持ちさせることができます。
天気が良く比較的乾燥している日に、フローリングマットを剥がし、畳に溜まった湿気を外に追い出します。その際に畳に掃除機をかけ、ホコリやダニの死骸などを除去し、カビの原因を取り除きましょう。
まとめ
簡単に和室から洋室風に変えることができ、安価で魅力的なフローリングマットですが、気をつけないとカビの温床になってしまいます。
しっかりカビ予防をして、畳もフローリングマットも清潔に、長持ちさせましょう。
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