クローゼットに使える除湿剤の選び方とすぐ買えるおすすめの商品5選
「クローゼットの湿気をとるなら専用の除湿剤を選べば良いと聞いたけど…実際のところ、クローゼット用の除湿剤って一口にいっても色々あるし、何を選べば良いの?」
こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
一見同じ様に見えるクローゼット用除湿剤ですが、以下の4つのポイントを抑えれば、あなたにぴったりな商品を見つけることができます。
✔️あなたにぴったりなクローゼット用除湿剤の4つの選び方
・収納タイプで選ぶ・最適な取り替え頻度の商品を選ぶ
・捨て方/購入のしやすさなので利便性で選ぶ ・プラスαの特徴で選ぶ |
と言っても、「専門的なことを調べるのはめんどくさい!」という方もいるでしょう。
そこで今回は、あなたにぴったりのクローゼット用除湿剤を簡単に見つけられるフローチャートを作成しました!
やみくもにクローゼット用の除湿剤を購入して使用していても、効果が得られないどころか費用ばかりかかって結局無駄になってしまうことも。よく、「除湿剤は効果がない」と言っている方が見受けられますが、これは選び方が間違っているためです。
そのような状況にならないためにも、本記事では以下についてまとめています。
- クローゼット用の除湿剤の選び方
- 買ってすぐに使えるおすすめのクローゼット用除湿剤5選
この記事を最後まで読んで自宅にピッタリのクローゼット用の除湿剤を選び、クローゼットの中の大切な衣類を綺麗な状態で保管しましょう。
クローゼット用除湿剤の選び方
それでは始めに、クローゼット用除湿剤の選び方を解説します。クローゼット用の除湿剤は次の4つの目的によって選びます。
- 置き方で選ぶ
- 取り替え頻度で選ぶ
- 利便性で選ぶ
- 除湿剤の特徴別で選ぶ
置き方で選ぶ
クローゼットに使える除湿剤は置き型タイプとハンガータイプの2種類があります。
ハンガータイプ | 置き型タイプ | |
イメージ | ||
特徴 | 場所取らない | 除湿量が多い |
おすすめの使用シーン | 狭いクローゼットクローゼットの下部にものを置いている | クローゼットの下部、隅に設置 |
置き型タイプは湿気が溜まりやすいクローゼットの下部に設置しやすいため、クローゼットの下の方にものを置いていなくて空間が確保してある場合はおすすめです。
ハンガータイプは衣類と一緒に吊るして使用することができるので、クローゼットの中にものが多く、除湿剤を置く場所がない場合におすすめ。場所を取らないので、収納スペースが狭い場合も適しています。
取り替え頻度で選ぶ
除湿剤は一度設置したらずっと使えるわけではありません。
数ヶ月に一度取り替えるか、もしくは天日干しをして再度除湿できるようにする必要があります。
商品によって取り替え頻度が変わりますが、基本的に小さいものは取り替え頻度が高く、大きめのものは取り替え頻度が比較的少なめです。
大体の目安は下記の表を参照にしてください。
そのほかの商品についても、大体の要領と取り替え頻度の目安は以下の通りです。
※今回は塩化カルシウムタイプで表示しています
容量 | 取り替え頻度(夏) | 取り替え頻度(冬) |
350ml | 1回/3カ月 | 1回/5カ月 |
550ml | 1回/3カ月 | 1回/6カ月 |
800ml | 1回/4カ月 | 1回/8カ月 |
除湿剤を頻繁に取り替えるのが面倒であれば、800mlまで除湿可能な商品など、大きめでよりたくさんの湿気を吸湿できるタイプを選ぶと良いでしょう。
利便性で選ぶ
除湿剤は便利に使用できるようにメーカー各社が様々工夫を凝らしています。商品によって利便性が違うので、自分のニーズに合ったものを選ぶと良いでしょう。
- 使用後そのまま簡単に捨てられるか
- ネットやドラッグストア等で簡単に購入できるか
例えば、塩化カルシウムタイプの除湿剤は除湿した時に塩化カルシウム水溶液という液体に変わります。これは一度排水溝などに液体を捨ててから廃棄しなければならないので、そのまま捨てられるタイプに比べて少し手間がかかります。この廃棄する作業を減らしたいのであれば使用後そのまま捨てられるタイプを選ぶと良いでしょう。
また、ものによってはネットやドラッグストアで手に入らず、特定のお店にしか売っていない除湿剤もあります。長く使用したいなら、手に入りやすいものを選ぶことをおすすめします。
除湿剤の特徴別で選ぶ
除湿剤は様々な素材で作られていますが、素材によって特徴が変わります。
それぞれの特徴については、下記の表をご覧ください。
即効性が欲しい | 塩化カルシウム |
取り替え頻度が少ない方が良い(長く使いたい) | B型シリカゲル |
調湿が目的 | 炭 |
衣類の消臭が目的 | 炭、B型シリカゲル |
それぞれ詳しく解説します!
即効性を求めるなら塩化カルシウム
「すぐに除湿の効果が欲しい!」と思うなら、塩化カルシウムが使われている除湿剤を選ぶと良いでしょう。塩化カルシウムは空気中の水分と結合し塩化カルシウム水溶液に変わる仕組みで除湿をしてくれます。
即効性があり、効率的にクローゼットの除湿をしてくれます。
一点注意が必要なのは、塩化カルシウムでできた除湿剤を使用するときは処分に気をつけることです。塩化カルシウム水溶液は衣類に付着すると素材を痛めてしまうため、溜まった塩化カルシウム水溶液は速やかに下水に流してからゴミ箱に捨てましょう。
長く使いたいならB型シリカゲル
除湿剤の取り替え頻度はものによってまちまちですが、大体1ヶ月〜3ヶ月くらいが多いです。B型シリカゲルは天日干しすることで再利用できるので、何度も購入しなくても良いため経済的。買い替えが面倒、長く同じものを使いたいなら、B型シリカゲルが使われている除湿剤がおすすめです。
ちなみに、A型とB型の見分け方については、市販のクローゼット用や空間用の除湿剤として販売されているものについては大体B型です。A型のシリカゲルが使われているのはカメラやお菓子など、より強い乾燥が必要な場合。『乾燥剤』と言われるのが、このタイプです。クローゼット用や空間用として販売されているのは大体B型のシリカゲルが使われています。
調湿が目的なら炭
クローゼットに設置する除湿剤として、『炭』もおすすめです。炭には調湿作用があり、クローゼット内を適正な湿度に保ってくれるのです。
調湿とは空間を適正な湿度に保つ作用のこと。湿度が多すぎる時は吸い取り、反対に乾燥している時は一度吸収した水分を放出してくれるのです。私たちの体に適している湿度(快適だと感じる湿度)は40〜65%前後と言われています。 |
ちなみに、クローゼットの中に本革が使われている衣類やバッグなどの小物が多い場合は、調湿作用のあるものが良いかもしれません。本革はもともと動物の革を使われているので、衣類や小物になった後も『呼吸』をしています。
適正な湿度を保つことで、より長くきれいな姿を保てます。
消臭が目的なら炭かB型シリカゲル
衣類の消臭が目的なら炭かB型シリカゲルが良いでしょう。炭やB型シリカゲルには、除湿と同時に消臭・防虫効果があります。
クローゼットの中は匂いがこもることも多いです。衣類は匂いを吸収するので、ある程度は致し方ないことです。そのため、衣類の匂いが気になる場合は消臭効果のある除湿剤を使用しましょう。
クローゼットに使えるおすすめの除湿剤5選
それでは続いて、クローゼットに使えるおすすめの除湿剤を紹介しましょう。今回は購入しやすく、かつ除湿力が強いものを5つピックアップしました。
①激乾 洋服タンス(200g×2個入)/ フマキラー
画像引用元:楽天市場
フマキラーから発売されている『激乾』はクローゼットで洋服と並べて掛けて使える除湿剤です。下に置くスペースがなくても、洋服の間に掛けておけるのでほとんど場所をとりません。
塩化カルシウムが使われているタイプの除湿剤ですが、湿気を吸収したら液体ではなくゼリー状になるタイプなので水がこぼれて洋服を傷めることはありません。
②エステー ドライペット スキット 3個入
画像引用元:楽天市場
エステーから発売されている『ドライペット スキット』はクローゼット内の隙間にぴったりと納まるコンパクトな除湿剤です。吸湿力に優れ、大事な衣類を湿気から守ってくれます。
詰め替えができるので、ゴミも最小限に抑えられます。
③オカモト 水とりぞうさんクローゼット用 ( 内容量:2個 )
画像引用元:楽天市場
水とりぞうさんは吸湿力に優れ除湿剤として非常に人気があるシリーズです。
どれくらい湿気を吸湿しているのか目に見えてわかるので、取り替え時期の目安がわかりやすいため交換時期を見逃しにくいのが特徴。
④吊り下げ型 強力消臭&除湿シート クローゼット用 3枚セット(1セット)【フォーラル】
画像引用元:楽天市場
大判で吸湿パワーが高いクローゼット用の除湿剤です。こちらもハンガータイプなので、クローゼットの中でかさばりにくく使い勝手が良いです。
吸湿量が多くなってきたら、天日干しをして再度利用できるので非常に経済的。天日干しが必要になると本体のマークの色が変わるので、お手入れ時期がわかりやすい商品です。
⑤炭八
炭八は良質な木材を使用して作られた『調湿』用の木炭です。除湿はもちろんのこと、湿度の状況に応じて適切に水分を放出したり、吸収したりしてくれます。
防虫効果・消臭効果もあり、大切な衣類をカビや害虫から守ってくれます。体にも優しいので、化学物質や害虫にアレルギーを持つ人でも安心して使用することができます。
一度設置したら取り替え等のメンテナンスはほぼ要らなく、半永久的に使用できるのでコストパフォーマンスが高いです。
クローゼットで除湿剤が効かない場合
クローゼット用の除湿剤を設置したのに除湿効果が見られない場合、次の3つが原因かもしれません。
- 除湿剤の数が足りない
- 部屋の湿度が高すぎる
- 衣類を詰めすぎている
それぞれ詳しく解説します!
除湿剤の数が足りないかも
除湿剤はスペースに応じて必要な個数が変わります。大体どれくらいのスペースに一つ置けば効果がみられるのかパッケージの裏に書いてあるので、購入時にチェックしておくと良いでしょう。
目安としては1畳程度のスペースにひとつ置けば効果がみられるはずです。それでも効果が見られなければもう一つ追加したり、部屋の湿度を確認してみましょう。
部屋の湿度が高すぎるかも
部屋の湿度が高すぎる場合、除湿剤を置いただけでは除湿効果が間に合わず、湿度が下がらないことがあります。湿気が気になると感じたら、部屋に湿度計を取り付けて計測することをおすすめします。
湿度計は1,000円前後で購入できますが、スマートフォンのアプリで対応することも可能。一度、部屋の湿度を確認して、普段どれくらいの湿度の中で生活しているのかチェックしてみても良いでしょう。
衣類を詰めすぎているかも
クローゼットの中に衣類を詰めすぎている場合も湿度が下がりづらいことがあります。ついつい衣類を詰め込んでしまう人は要注意。収納してある衣類同士でスペースが無いとさらに湿気が溜まりやすく、カビが生えやすくなってしまいます。
クローゼットに衣類を詰めすぎず、適切な空間を保てるように定期的に整理しましょう。
衣類を長持ちさせるなら「炭八」一択!
衣類は適切な環境下で保管していればより長く綺麗な状態を保てるものです。適切な湿度を保つためには、除湿だけでなく必要に応じて空気中に水分を放出することも必要。そんな衣類を綺麗に保つためにうってつけなのが「炭八」です。
炭八は調湿用に特化してつくられた木炭です。通年で湿度が高い島根県出雲市で製造・販売されていますが、出雲では炭八を床下や天井に使用している家庭が多いのです。
一度設置したら手入れの必要がないため、クローゼットに設置するだけでかんたんに衣類を湿気から守ってくれます。
まとめ
クローゼット用の除湿剤はたくさん販売されていますが、次の4つの基準で選ぶと良いでしょう。
- 置き方
- 取り替え頻度
- 利便性
- 除湿剤の特徴別
また、衣類の状態を良く保つためには除湿だけでなく『適正湿度』を守る必要があります。そのため、衣類を長持ちさせる目的で除湿剤を使用するなら、調湿効果がある炭八が良いでしょう。
炭八はコストパフォーマンスに優れ、かつお手入れの必要がないため、忙しいビジネスパーソンや主婦(夫)など幅広い層におすすめです。
季節ごとの適正な湿気を理解するには下記の記事もおすすめです。
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