ジメジメした湿気をなくす除湿方法6選!梅雨〜夏を快適に乗り切ろう
「ジメジメした湿気が鬱陶しい!」
「どうすれば湿気をなくし、快適に過ごすことができるのだろう…」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
梅雨〜夏にかけてのジメジメした鬱陶しい湿気は、実は身近なものを利用して簡単に取り除くことができるのです!
湿気を取り除くのに効果的な除湿方法は6種類あります。
6種類の除湿方法について、次の表にまとめてみました。
方法 | どうして効果が出るのか | 特にこんな時におすすめ |
①換気をする | 家の中の湿気を含んだ空気を外に逃がすことができるから |
|
②調湿剤を使う | 空気中の余分な湿気を吸収してくれるから |
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③冷凍ペットボトルを使う | ペットボトル内の水分を凍らせることで空気中の余分な水分を冷やし、結露にすることで湿気を取り除くことができるから |
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④除湿機・エアコンの除湿モードを使う | 湿気を含んだ空気を |
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⑤除湿剤を使う | 空気中の湿気を吸収してくれるから |
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⑥家具の置き方を変える | 家具と壁の間に隙間をつくることで空気が通り、湿気が滞留しにくくなるから |
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⑦新聞紙を使用する | 新聞紙が湿気を吸収するから |
|
今回は上記の6通りの方法に加え以下についてまとめています
- 湿気が溜まる原因
- 人間が快適に感じる湿度の基準
この記事を最後まで読むことで、身近なものを活用して湿気を取り除く方法を理解し、快適に過ごすことができますよ。
快適に感じる湿度はどれくらい?
まずはじめに、人が快適に感じる湿度はどれくらいなのか知っておきましょう。
人が快適に感じる湿度は45〜70%の間だと言われています。しかし、快適に感じる湿度は実際のところ季節によっても変動します。
目安としては、次の表の通りです。
季節 | 適正湿度 |
---|---|
春 | 70%前後 |
夏 | 50%前後 |
秋 | 65%前後 |
冬 | 45%〜65%前後 |
適正な湿度を詳しくチェックするなら、こちらの記事も参考になります。
湿気が溜まりやすい場所はある?
家の中でも特に湿気が溜まりやすい場所には、日当たりの悪い部屋やクローゼット、押入れの中、お風呂場や洗面所などが挙げられます。また、密閉されがちな下駄箱の中はもちろん、床下収納などがある場合も注意が必要です。家の中でも特に風が通らない場所や日当たりが悪い場所をチェックしてみましょう。結露がたくさんついているのも湿気が溜まっている証拠です。窓際なども確認しみるのがおすすめです。
簡単にできる部屋の除湿方法6選
身近なものを活用して簡単にできる部屋の除湿方法6つは以下の通りです。
【簡単にできる部屋の除湿方法】
- 換気をする
- 調湿剤を使う
- 冷凍ペットボトルを使う
- 除湿機・エアコンの除湿モードを使う
- 除湿剤を使う
- 家具の置き方を変える
- 新聞紙を使用する
- すのこを使用する
- 換気扇を回す
いずれもすぐに取り組めるものばかりなので、ぜひ湿気対策として今日から取り入れてみてください。
除湿方法①換気をする
手軽にできる除湿方法として、換気は非常に有効です。頻度としては1時間に10分程度、窓を10cmほど開ける程度で大丈夫です。
部屋の中に留まっている湿気を逃がすことができますし、感染症の時期ならウイルス対策にもなるでしょう。
この時、開ける窓は一箇所ではなく、通りに道をイメージして対になる窓を開けることをおすすめします。
また、湿気が強い時にはサーキュレーターや扇風機を併用して部屋内の空気を循環させるとより効果的です。
除湿方法②調湿剤を使う
部屋の除湿には調湿剤も有効です。調湿剤とは、空気中の余分な湿気を吸収し、乾燥している時には吸収した湿気を放出してくれる素材のことで、シリカゲルや炭などの素材を使った調湿剤が多く販売されています。
調湿剤を部屋に置いておけば、特に手入れをしなくても人にとって快適な湿度に調整してくれるため、非常に便利です。
部屋に置くだけでなく、一戸建てなら床下や天井に調湿剤を設置しても良いでしょう。
特に、通年で湿度が高い島根県出雲市で9軒に1軒の割合で導入されている『炭八』は非常に人気が高い調湿剤です。良質な木材を使用し作られているので、体にも優しいのがポイント。
呼吸器が弱い高齢の方や、小さなお子さんがいる家庭でも安心して使用できます。
除湿方法③冷凍ペットボトルを使う
冷凍ペットボトルが除湿方法として有効なのはご存知でしたか?冷凍ペットボトルで除湿できる仕組みとしては、ペットボトル内の液体が凍って冷たいところに、空気中の湿気が付着して冷やされ、結露になるからです。
この時、凍らせたペットボトルの下に受け皿を置いておくと良いでしょう。結露になった湿気が受け皿に溜まっていくので、周囲がびしょ濡れになるのを防ぐためです。
部屋全体の湿気を取り除くことは難しいですが、設置した周辺の余分な湿気を取り除いてくれます。
就寝時に枕元に設置したり、犬や猫などのペットがいる家庭なら近くに行きやすい場所に設置してあげると熱中症予防にもなるのでおすすめです。
除湿方法④除湿機・エアコンの除湿モードを使う
今すぐ手軽に除湿をするなら、除湿機やエアコンの除湿モードを活用すると良いでしょう。
ボタンひとつで簡単に除湿効果を感じることができるはずです。
除湿方法⑤除湿剤を使う
たんすやクローゼット内、靴箱の中のカビが気になる場合は、除湿剤を活用すると良いでしょう。除湿剤とはスーパーやドラッグストアに販売されている、限られたスペースで効果を発揮する素材のことです。
除湿剤は狭くて密閉されている空間の除湿をしたいなら、除湿剤を使うのが効果的。
具体的には、下記のような場所です。
【除湿剤の使用におすすめの場所】
- たんす
- 押し入れ
- クローゼット
- 靴箱
除湿剤と先に挙げた調湿剤は似通っている部分もありますが、大きく違うのは『調湿性能』があるかないかです。除湿剤は空気中の湿気と融合して水分に変わったり、ゲル状の素材の中に湿気を溜め込むものが多く、吸収した湿気はレンジで加熱したり天日干しをしないと再利用することはできません。しかし、調湿剤は特にお手入れをしなくて自動で放出と吸湿を繰り返してくれるのです。
調湿剤と除湿剤の違いを表にまとめてみましたので、選ぶ参考にしてみてください。
調湿剤 | 除湿剤 |
---|---|
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|
除湿方法⑥家具の置き方を変える
家具の置き方を変えるだけでも除湿効果が見込めるのでおすすめです。
本棚やタンスなど、大型の家具が置かれている場所は湿気が滞留しやすく、カビの原因になることも。
壁から家具を少しだけ離して設置するだけで空気が循環しやすくなるため、滞留する湿気を防ぐことができます。
定期的な換気や除湿剤、調湿剤と併用して行うとより効果的です。
除湿方法⑦新聞紙を使用する
新聞紙は除湿剤のように湿気を吸収する力を持ちます。クローゼットの中や靴箱などに湿気がこもっていると感じたら、床に新聞紙を敷いたり靴の中に丸めて入れたりすることで除湿をすることが可能です。しかし、新聞紙が吸収できる湿気の量には限りがあります。1週間に1度を目安に新しい新聞紙と交換しましょう。
除湿方法⑧すのこを使用する
除湿方法8つ目には、すのこを使用することが挙げられます。押入れに収納した布団の下やマットレスの下にすのこを敷くことで空気の通り道ができるため、湿気がこもりにくくなるのです。しかし、木のすのこを使用すると場合によってはカビが発生する可能性も…。そんな時はプラスチックでできているすのこを選ぶのがおすすめです。
除湿方法⑨換気扇を回す
換気扇をまわすことも、お部屋の除湿に繋がります。換気扇をまわすことで、湿気を含んだ空気を外の空気と入れ替えられます。特に湿度が高くなりやすいお風呂場はもちろん、キッチンやリビングに換気扇がある場合にも積極的に活用しましょう。
そもそも湿気が溜まる原因は?
そもそも、部屋の中に湿気が溜まる原因とは何でしょうか。
部屋の中に湿気が溜まる原因として、主に次の7つが挙げられます。
【部屋の中に湿気が溜まる原因】
- 結露
- 雨水
- お風呂場や洗面所、キッチンなどの水回り
- 耐震構造によって溜まる湿気
- 地面から昇ってくる湿気
- 洗濯物の部屋干し
- 床下の換気口から昇ってくる湿気
雨水や冬場に気になる窓ガラスの結露、お風呂場や洗面所、キッチンなどの水回りで発生する水気も湿気の原因になります。また、建物上の原因としては耐震構造で機密性が高くなったため湿気が上手に逃げていかなかったり、一戸建てやアパートの一階などにお住まいの場合は床下から昇ってくる湿気が原因のことも。
また、洗濯物の部屋干しなども、充分部屋に湿気が溜まる原因に。
>湿気についてもっと詳しく知りたい方は、「ジメジメとした湿気の苦しみから解放されるために知るべき事」もチェックしてみてください。
部屋の除湿が上手くできないとどうなる?
部屋の除湿が上手くできないとどのような問題が発生するのでしょうか?部屋の除湿ができない場合のトラブルは以下の通りです。
【部屋の除湿が上手くできないと起こること】
- カビ・ダニが発生しやすくなる
- 部屋干しの洗濯物が臭くなる
- 体調不良を引き起こす可能性がある
ここではそれぞれの問題についてさらに詳しく解説していきます。
カビ・ダニが発生しやすくなる
除湿が上手くできずに部屋に湿気が溜まると、さまざまな場所に結露などが発生します。結露によって水滴が溜まった部分にカビが生えやすくなってしまうのです。また、そのカビを餌にダニが繁殖しやすい環境にもなります。部屋に湿気が溜まることで家全体の衛生状態を悪化させてしまうのです。
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/aije/79/698/79_365/_pdf/-char/en
部屋干しの洗濯物が臭くなる
部屋に湿気が溜まると、部屋干しの洗濯物が乾きにくくなるといった問題も発生します。洗濯物が濡れた状態で長時間放置すると部屋干し臭の原因である「モラクセラ菌」が繁殖するのです。そのため、部屋干し臭が強くなってしまいます。
参考:https://www.kyoeisha.co.jp/wpja/wp-content/uploads/2018/06/ee2776a47164570f9089454c3df250f9.pdf
体調不良を引き起こす可能性がある
部屋の除湿が上手くできていないと、体調不良を引き起こす可能性があります。例えば、熱い時期に湿度が高い部屋にこもっていると身体が上手く熱を放出できなくなり熱中症を引き起こしやすくなるのです。熱中症などの体調不良を防ぐためにも、正しい方法で除湿を行うことが大切です。
参考:https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/supoken/doc/heatstroke/heatstroke_0531.pdf
快適に夏を乗り越えよう!
いかがでしたか?ジメジメした嫌〜な湿気は、身近なちょっとした工夫で取り除くことができるのです。
部屋の中で溜まる湿気を取り除くには、換気や除湿機・エアコンの除湿モードを活用するのが効果的です。就寝中や限られたスペースで除湿するなら冷凍したペットボトルを置いておくだけでも良いでしょう。また、密閉された狭い空間で除湿するなら除湿剤を活用するのもおすすめです。
もっともおすすめできる手軽な除湿方法としては、調湿剤を部屋に設置してしまうことです。空気中の湿気を吸湿し、乾燥している時は湿気を放出してくれます。お手入れの手間がなく、半永久的に使用できるのでコストパフォーマンスが良いのもおすすめのポイントです。
自分に合った方法で除湿をし、快適に夏を乗り切りましょう!
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