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[監修] 住環境コーディネーター他

花井 千赴

リノベーション・不動産・新築・エクステリアをワンストップで手掛ける
株式会社ユニテ 代表取締役社長

壁紙に発生したカビの除去方法は?壁紙のカビを予防できる方法も紹介!

カビ

 

「壁紙にカビが生えた…」
「壁紙のカビを除去したい」
「壁紙のカビは予防できるの?」

このようなことをお考えの方は多いのではないでしょうか?本記事では以下についてまとめています。

【壁紙のカビについて】

・壁紙のカビを除去する方法

・壁紙にカビが生える原因

・壁紙のカビを予防する方法

・壁紙のカビ対策におすすめのアイテム

この記事を読めば壁紙のカビを的確に除去することができ、カビの予防方法も分かりますよ!

壁紙のカビを除去する方法

リビングルームの画像

壁紙のカビはどのような方法で除去できるのでしょうか?壁紙のカビを除去する方法は以下の通りです。

【壁紙のカビ除去方法】

・アルコールで拭き取る

・壁紙を張り替える

・専門の業者に依頼する

ここではそれぞれの方法について詳しく解説していきます。

アルコールで拭き取る

壁紙のカビを除去する方法1つめには、アルコールで拭き取ることが挙げられます。なぜなら、アルコールにはカビを除去する効果が期待できるからです。

1)アルコール系化合物 ・エチルアルコールは安全性の高いアルコールであり、通常70%濃 度が用いられる。殺カビ性は極めて強く(表3)、 アルコールとカビの接触後僅か15〜 30秒でその効果を認める。エタノールとして40%以上で殺 カビ効果が得られる。手指、皮膚の消毒、室内環境、器材などに使用される。

(引用:文化財にみる有害カビー有害カビの制御ー)

清潔なふきんなどにアルコールを染み込ませたら、叩くようにして優しくカビを拭き取りましょう。

壁紙を張り替える

壁紙のカビを除去する方法2つめには、壁紙を張り替えることが挙げられます。アルコールを使用しても落ちない強力なカビが生えている場合や、かなり広範囲にカビが発生している場合におすすめの方法です。

専門の業者に依頼する

壁紙にかなり強力なカビが発生している場合には、専門の業者に依頼するのがおすすめです。カビ取りの業者に依頼すれば、広範囲のカビもすばやくきれいにできます。また、壁紙を張り替える場合にもプロに依頼するのがおすすめです。

壁紙にカビが生える原因

扉と部屋の画像

壁紙のカビはどうして発生するのでしょうか?壁紙にカビが生える原因は以下の通りです。

【壁紙にカビが生える原因】

・湿気が充満している

・汚れが付着している

・換気ができていない

・雨漏りや水漏れが発生している

ここではそれぞれの原因を詳しく解説していきます。

湿気が充満している

壁紙にカビが生える原因1つめには、湿気が充満していることが挙げられます。なぜなら、カビは湿度が高い環境で活発に繁殖しやすくなるからです。

一般にカビの発生しやすい資料の場合、温度25度のとき、相対湿度が70パーセントだとカビは数か月で繁殖し、75パーセントを越すとその速度は急激に早まり、90パーセントではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するといわれている[Michalski2000]。

(引用:文部科学省 カビ対策マニュアル実践編 1-4 温度・湿度データの記録と解析)

お部屋の空気がもわっとしていたり、湿度が高いと感じる場合には注意が必要です。

汚れが付着している

壁紙にカビが生える原因2つめには、壁紙に汚れが付着していることが挙げられます。壁紙には、ホコリや手垢などの汚れが付着しやすく、それらの汚れがカビのエサとなってしまうのです。そのため、こまめに壁紙の掃除を行っていない場合には注意が必要です。

換気ができていない

換気がしっかりとできていない場合にも、壁紙にカビが繁殖しやすくなります。なぜなら、換気を行わないことで湿気がこもりやすくなるからです。お部屋全体の空気を入れ替えるためには、1時間に1~2回、5~10分を目安に換気を行いましょう。

雨漏りや水漏れが発生している

雨漏りや水漏れが発生している場合、一か所に集中してカビが発生します。壁紙が常に湿った状態になるため、カビが繁殖しやすくなるのです。雨漏りや水漏れを放置すると、壁紙の変色や腐敗にもつながるため注意が必要です。

壁紙のカビを放置するとどうなる?

壁紙のカビを放置するとどのようなトラブルが発生するのでしょうか?壁紙のカビを放置するとおこりやすいトラブルは以下の通りです。

【壁紙のカビを放置するとおこりやすいトラブル】

・シックハウス症候群を引き起こす可能性がある

・害虫が発生する

・壁紙の取り換えが必要になる

ここではそれぞれについて詳しく解説していきます。

シックハウス症候群を引き起こす可能性がある

壁紙のカビを放置すると、シックハウス症候群と引き起こす可能性があります。シックハウス症候群とは、汚れた空気を吸い込むことで咳や鼻水、目の不快感などを引き起こす症状のことです。放置されたカビの胞子が空気中に飛散し、それを吸い込むとさまざまな健康被害につながる可能性があります。

参考:科学的根拠に基づくシックハウス症候群に関する相談マニュアル(改定新版)

害虫が発生する

壁紙のカビを放置するとおこりやすいトラブル2つ目には、害虫の発生が挙げられます。カビの発生により木材が腐食し、その部分にカビを食べる害虫「チャタテムシ」などが発生しやすくなるのです。

参考:サイエンスなび カビや食品を食べる害虫チャタテムシ

壁紙の取り換えが必要になることも

強力なカビを放置し続けると壁紙が腐ってしまい、全体を取り替えなくてはいけません。かなりひどくカビが繁殖すると、木材部分まで腐ってしまうことも…。カビが全体に広がる前に、こまめに除去しておくことが大切です。

壁紙のカビを予防する方法

絵画が飾られた通路の画像

壁紙のカビはどのような方法で予防できるのでしょうか?壁紙のカビを予防する方法は以下の通りです。

【壁紙のカビを予防する方法】

・こまめに換気を行う

・壁紙を清潔に保つ

・乾燥剤や除湿剤を置く

ここではそれぞれの予防方法についてさらに詳しく解説していきます。

こまめに換気を行う

壁紙のカビを予防する方法1つめには、こまめに換気を行うことが挙げられます。頻繁に換気を行うことで、お部屋の湿度を下げることができるからです。窓や扉を2箇所以上開け、扇風機などをまわしながら換気をするとさらに効率よく空気の入れ替えが行えますよ。

壁紙を清潔に保つ

壁紙を清潔に保つことも、カビ予防に繋がります。なぜなら、壁紙に汚れを溜め込んでしまうと、カビのエサも増えてしまうからです。アルコールで壁紙をこまめに拭き取ったりするのがおすすめです。また、少しでもカビが生えていたらすぐに除去することが大切です。

乾燥剤や除湿剤を置く

壁紙のカビを予防する方法3つめには、乾燥剤や除湿剤を置くことが挙げられます。乾燥剤や除湿剤を使用すれば、簡単にお部屋の湿度を下げられるからです。特に湿気がこもりやすい場所やお部屋の隅に置いておきましょう。

壁紙のカビを防ぐなら【炭八】の使用がおすすめ!

調湿剤炭八の画像

引用元:炭八

壁紙のカビを防ぐなら、調湿木炭の【炭八】の使用がおすすめです。炭八は湿気を吸い込む穴が大きい針葉樹から作られており、優れた吸放湿スピードを誇ります。置いておくだけで手軽に調湿ができるため、お部屋の湿度が気になる方はぜひ試してみてくださいね!

椅子と食部の画像

壁紙のカビは早めに対処しよう!

今回は壁紙のカビを除去する方法や壁紙のカビを予防する方法などを紹介しました。壁紙のカビにはさまざまな原因が隠れています。ぜひ今回の記事を参考にして、カビのないきれいな壁紙を保ってくださいね!

カビ取りジェルを使ったカビ取り方法について詳しく知りたい方は「カビ取りジェルでしつこいカビを落とそう!」もチェックしてみてくださいね!

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