換気とは?換気のメリットや正しい換気方法を紹介!
「換気とはどのようなもの…?」
「換気の効果やメリットが知りたい」
「換気をしないとどんなトラブルが起こりやすくなる?」
このようなことをお考えの方が多いのではないでしょうか?
結論から言うと、換気をしないと以下のようなトラブルが発生しやすくなります。
【換気をしないことによるトラブル】
・シックハウス症候群になる
・結露が発生しやすくなる
・カビが発生する
・室内に臭いがこもりやすくなる
このようなトラブルを防ぐためにも本記事では以下について解説していきます。
【換気のメリットや正しい換気方法】
・換気とは
・換気のメリット
・換気をしないと発生するトラブル
・正しい換気方法
この記事を読めば換気についてしっかりと理解でき、正しい換気方法が分かりますよ!
換気とは?
換気とはどのような行為のことを表しているのでしょうか?換気の特徴や種類は以下の通りです。
【換気とは】
・室内外の空気を入れ替えること
・自然換気と機械換気の2種類がある
ここではそれぞれについて詳しく解説していきます。
換気とは?2種類の換気
換気とは、室内外の空気を入れ替えることをいいます。
そんな寒気には以下の通り2種類あります。それぞれについて解説していきます。
自然換気
自然換気は自然な風や温度差を利用して換気を行う方法で、コストがかかりにくいといったメリットがあります。しかし、室内外の温度差が少ない場合は上手く換気ができないというデメリットがあります。
機械換気
機械換気は機械を利用して空気を入れ替える換気方法です。機械換気は自然換気よりも効率的に換気できることがメリットとして挙げられます。しかし、電気代などのコストがかかるといったデメリットがあります。
自然換気と機械換気の特徴とメリットデメリット
自然換気 | 機械換気 | |
特徴 | 窓を開けたりして自然な風や温度差を利用して換気をする | 換気扇などの機械を利用して室内の空気を入れ替える |
メリット | 電気代などのコストがかからない | より効率的に換気ができる |
デメリット | 温度差が少ない時期は十分に換気ができない | 電気代などのコストがかかる |
換気の4つのメリット
換気をすることでどのようなメリットが期待できるのでしょうか?換気のメリットは以下の通りです。
【換気のメリット】
・汚れた空気を入れ替えられる
・カビを予防できる
・結露を防止できる
・嫌な臭いを防止できる
ここではそれぞれについてさらに詳しく解説していきます。
汚れた空気を入れ替えられる
換気のメリット1つめには、汚れた空気を入れ替えられることが挙げられます。換気をすることで汚れた空気を外に排出し、きれいな外の空気を取り込むことができるからです。室内の空気が重く感じたり、もやっとしたり感じたらすぐに換気をするのがおすすめです。
カビを予防できる
換気のメリット2つめにはカビを予防できることが挙げられます。なぜなら、換気によってカビの原因となる湿気を外に逃がせるからです。特に湿気がこもりやすいお風呂場や洗面所などは積極的に換気を行うことが大切です。
結露を防止できる
換気のメリット3つめには結露を防止できることが挙げられます。換気をすることで、結露の原因となる湿度を外に排出することができるからです。早朝や深夜に発生する窓の結露が気になる場合には積極的に換気をするのがおすすめです。
嫌な臭いを防止できる
換気のメリット4つめには嫌な臭いを防止できることが挙げられます。なぜなら、換気をすると臭いが充満した空気を入れ替えられるからです。特にキッチンやリビングなどはさまざまな臭いが溜まりやすく、こまめに換気を行うことが大切です。
換気をしないと発生するトラブル
換気を行わないとどのようなトラブルが発生する危険があるのでしょうか?換気をしないと発生しやすくなるトラブルは以下の通りです。
【換気を行わないと発生するトラブル】
・シックハウス症候群になる
・結露やカビが発生する
・嫌な臭いがこもりやすくなる
ここではそれぞれのトラブルについてさらに詳しく解説していきます。
シックハウス症候群になる
換気をしないと発生するトラブルの1つめにはシックハウス症候群を引き起こしやすくなることが挙げられます。シックハウス症候群とは室内の汚れた空気を吸い込むことで引き起こすさまざまな健康被害のことです。
近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。
(引用:厚生労働省 シックハウス対策のページ(1)シックハウス症候群とは)
換気を行わないと室内に汚れた空気が充満してしまうため、シックハウス症候群を引き起こしやすくなってしまうのです。
結露やカビが発生する
換気をしないと発生するトラブルの2つめには結露やカビが発生することが挙げられます。なぜなら、結露やカビの原因となる湿気が室内に溜まりやすくなるからです。文部科学省が出しているカビ対策マニュアルでは、相対湿度が75%を超えるとカビが急激に繁殖しやすくなるとされています。
温度25度のとき、相対湿度が70パーセントだとカビは数か月で繁殖し、75パーセントを越すとその速度は急激に早まり、90パーセントではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するといわれている[Michalski2000]。
(引用:文部科学省 カビ対策マニュアル実践編 1-4 温度・湿度データの記録と解析)
結露やカビの発生を防ぎ清潔な室内を保ちたいなら、こまめに換気を行うことが大切です。
嫌な臭いがこもりやすくなる
換気をしないと発生するトラブル3つめには嫌な臭いがこもりやすくなることが挙げられます。特にお風呂場やキッチンなどは嫌な臭いが発生しやすく、空気の入れ替えを行わないとさらに臭いがこもってしまいます。もわっとするような嫌な臭いを防ぎたい場合には、積極的に換気を行って外の空気を取り込みましょう。
正しい換気方法は?
換気はどのような方法で行うのが正しいのでしょうか?正しい換気方法は以下の通りです。
【正しい換気方法】
・1時間に5~10分が目安
・対角線上の窓を開ける
・サーキュレーターを使用する
・換気扇を使用する
・24時間換気システムを活用する
ここではそれぞれの方法についてさらに詳しく解説していきます。
1時間に1回5~10分が目安
換気時間の目安は1時間に5~10分程度だといわれています。なぜなら、室内全体の空気を入れ替えるためには1時間に1回5~10分程度の時間が必要だからです。換気が必要な回数は以下の計算式で求めることができます。
換気回数の計算方法
必要換気量(㎥/h)= 20 × 居室の床面積(㎡)÷ 1人あたりの占有面積(㎡)
必要換気回数 = 上記で計算した必要換気量(m2/h)÷ 部屋の容積(m3)
(参考:国土交通省 建築基準法施行令第20条の2第2号)
ご自宅のお部屋で必要な換気の回数が気になる方は上記の式に当てはめて計算してみてくださいね。
対角線上の窓を開ける
換気を行う際には対角線上の窓を開けることが大切です。なぜなら、対角線上の窓を開けることで室内全体の空気を入れ替えられるような風の流れができるからです。もし向かい合う箇所の窓を開けてしまうと、部屋全体に風を循環させることはできません。効率よく換気を行うなら対角線上に位置する窓を開けましょう。
サーキュレーターを使用する
窓を開けて換気をする方法に加え、サーキュレーターを使用するとさらに効率よく換気を行うことができます。サーキュレーターとは直線的で強力な風を起こせる家電製品です。サーキュレーターを使用すると室内に強力な風を送り込むことができるので、室内の汚れた空気を確実に外に送り出せます。
換気扇を使用する
正しい換気方法の4つめには換気扇を使用することが挙げられます。なぜなら換気扇は室内の空気を効率よく外に送り出してくれるからです。特にキッチンなど嫌な臭いがこもりやすい箇所や対角線上の窓を開けるのが難しい部屋では換気扇を使って換気を行うのがおすすめです。
24時間換気システムを活用する
建物に24時間換気システムが備わっている場合には、換気システムを活用するのがおすすめです。24時間換気システムを正しい方法で稼働させれば、室内と外の空気を常に入れ替えることができます。しかし、換気口の前に物を置いたり穴を塞いでしまったりすると空気の入れ替えを妨げてしまうため注意が必要です。
エアコンで換気はできるの?
エアコンを稼働させると、空気の入れ替えをすることはできるのでしょうか?結論からいうと、エアコンで部屋の換気をすることはできません。エアコンは、部屋の空気を吸い込み冷たくして部屋に戻しているだけ。外の空気を取り込んでいるわけではないため、換気の効果は期待できません。エアコンを稼働させていても、窓を開けたり換気扇をつけたりする必要があります。
正しい換気できれいな空気を保とう!
今回は換気のメリットや正しい換気方法について紹介しました。正しい方法で換気を行うことでカビや結露を防いだりシックハウス症候群の対策にもなります。ぜひこまめな換気を心がけ、清潔できれいな空気のお家を保ってくださいね!
換気をしないと起こりやすくなるトラブルについてさらに詳しく知りたい方は「換気しないとどうなる?換気しないと起こるトラブルや正しい換気方法について解説!」もチェックしてみてくださいね!
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