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[監修] 住環境コーディネーター他

花井 千赴

リノベーション・不動産・新築・エクステリアをワンストップで手掛ける
株式会社ユニテ 代表取締役社長

24時間換気がうるさい!24時間換気の騒音を今すぐ止める方法や対策方法を紹介!

換気

「24時間換気の音がうるさいが原因が分からない…」

「24時間換気の騒音を今すぐ止められる方法を知りたい」

このようなことをお考えの方も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、正しい対策を行えば24時間換気の騒音を抑えることが可能です。そのためにも本記事では以下についてまとめています。

24時間換気の騒音を抑える方法やおすすめの調湿方法

・24時間換気の騒音の原因
・24時間換気の騒音を今すぐ止める方法
・24時間換気の騒音を抑えるために日頃からできること
・24時間換気システムの掃除方法
・24時間換気を止めてはいけない理由
・24時間換気を弱めた場合のおすすめの調湿方法

この記事を読めば24時間換気の騒音をすぐに止められ、普段からできる騒音対策もチェックできますよ!

24時間換気の騒音は何が原因で発生しているのでしょうか?24時間換気の騒音の原因は以下の通りです。

24時間換気の騒音の原因

・排気口や管に汚れが詰まっている
・フィルターの掃除不足
・給気量が足りない
・ファンが故障している
・設定が強になっている
・機器が故障している

ここではそれぞれの原因について詳しく解説していきます。

①排気口や管に汚れが詰まっている

(出典:repairact.jp

24時間換気の騒音の原因の1つめには排気口や管に汚れが詰まっていることが挙げられます。なぜなら、給気口や排気管に汚れが詰まっていると風が上手く通らなくなるからです。何かが引っかかっているようなガタガタといった音がする場合には汚れや異物が詰まっていないか確認しましょう。

➁フィルターの掃除不足

(出典:repairact.jp

24時間換気の騒音の原因の2つめにはフィルターの掃除不足が挙げられます。フィルターを掃除しないでいるとホコリや虫などがフィルターの小さな穴を塞いでしまいます。穴が塞がってしまうと空気の通り道が無くなるため、騒音が発生するのです。

③給気量が足りない

(出典:repairact.jp

24時間換気の騒音の原因の3つめには給気量が足りないことが挙げられます。例えば、何らかの原因で給気口が塞がったり閉じたりしている場は合に排気のみが行われ、次第に換気が上手くできなくなります。このような場合にもガタガタといった大きな音が発生するのです。

④ファンが故障している

(出典:longnice.com

24時間換気の騒音の原因の4つめにはファンが故障していることが挙げられます。ファンが上手く回っていなかったり外れかけていたりすると騒音が発生するのです。汚れなどが詰まっていない場合にはファンの動きもチェックしてみましょう。

⑤設定が強になっている

(出典:longnice.com

24時間換気の騒音の原因の5つめには換気の設定が強くなっていることが挙げられます。24時間換気システムの種類にもよりますが、中には換気量を調節できるものがあります。ワンルームの部屋などで設定が強のまま稼働していると風の音や機械音が大きく感じることがあります。

⑥機器が故障している

24時間換気の騒音の原因の6つめには機器が故障していることが挙げられます。汚れも詰まっておらず、設定にも問題が無いのに騒音が発生している場合には機器が故障しているかもしれません。機器が故障しているかどうか判断が難しい場合にはメンテナンスや修理を行うのがおすすめです。

24時間換気の騒音を今すぐ止める即効性が高い方法は?

24時間換気の騒音を今すぐ止めるためにはどのような方法があるのでしょうか?今すぐにできる騒音対策は以下の通りです。

24時間換気の騒音を今すぐ止める方法

・給気・排気口が開いているか確認する
・24時間換気の設定を確認する
・給気・排気口に汚れが詰まっていないか確認する

ここではそれぞれの方法について詳しく解説していきます。

①給気・排気口がしっかり開いているか確認する

24時間換気の騒音を今すぐ止める方法の1つめには給気・排気口がしっかり開いているか確認することが挙げられます。なぜなら、給気・排気口の開き具合は目視ですぐに確認できるからです。また、何かしらの振動で給気・排気口が勝手に閉じてしまっていることも考えられるため、まず最初に確認するのがおすすめです。

➁24時間換気の設定を確認する

24時間換気の騒音を今すぐ止める方法の2つめには24時間換気の設定を確認することが挙げられます。なぜなら24時間換気の設定ボタンは室内に設置されていることが多く、すぐに確認できるからです。製品によっては細かな設定が難しい場合があるため、自分では操作が難しいと感じたら専門の業者に依頼しましょう。

③給気・排気口に汚れが詰まっていないか確認する

24時間換気の騒音を今すぐ止める方法の3つめには給気・排気口に汚れが詰まっていないか確認することが挙げられます。汚れやホコリが詰まっていることが原因で騒音が発生している場合には掃除をすることですぐに解決できるからです。給気・排気口がしっかりと開いており設定も確認できた場合には汚れが詰まっていないか確認してみましょう。

24時間換気の騒音を抑えるために日頃からやるべきこと

24時間換気の騒音を抑えるために、普段からどのような対策を行えばいいのでしょうか?日頃からやるべき24時間換気の騒音対策は以下の通りです。

24時間換気の騒音を抑えるために日頃からやるべきこと

・定期的に掃除をする
・給気口をしっかり開ける
・メンテナンスや修理を受ける
・24時間換気のスイッチを増設する

ここではそれぞれの方法について詳しく解説していきます。

定期的に掃除をする

24時間換気の騒音を抑えるために日頃からやるべきことの1つめには定期的に掃除をすることが挙げられます。なぜなら、こまめに掃除をすることで給気・排気口の詰まりを予防できるからです。1カ月に1回を目安にホコリや汚れの拭き取り掃除を心がけましょう。

給気口をしっかり開ける

24時間換気の騒音を抑えるために日頃からやるべきことの2つめには給気口をしっかりと開けておくことが挙げられます。なぜなら、給気口が少ししか開いていなかったり閉じてしまったりしていると十分な空気が取り込めずに大きな音が発生してしまうからです。少ししか開いていない箇所から無理に給気を行うと故障の原因にもなるため、給気口がしっかりと開いているかこまめに確認するようにしましょう。

メンテナンスや修理を受ける

24時間換気の騒音を抑えるために日頃からやるべきことの3つめにはメンテナンスや修理を受けることが挙げられます。定期的にメンテナンスをしていれば、機器やファンの故障を防ぐことができます。また、騒音の原因が機器の故障かもしれないと思ったらはやめに修理の依頼をするのがおすすめです。

24時間換気のスイッチを増設する

もともとオン・オフのスイッチが無い24時間換気の場合にはスイッチを増設するのがおすすめです。スイッチを増設すれば、普段はオンにして就寝時や静かに過ごしたい時のみすぐにオフにすることが可能です。24時間換気をつけたばかりの方や、取り換えばしたくない方などはぜひチェックしてみてください。

24時間換気システムの掃除方法

24時間換気システムはどのような方法で掃除をすればいいのでしょうか?24時間換気システムの正しい掃除方法は以下の通りです。

24時間換気システムの掃除方法

①24時間換気システムの電源を切る
➁給気口・排気口のカバーを外す
③大きなホコリなどは掃除機で吸い取る
④歯ブラシや布などで汚れをこすり取る

ここではそれぞれの手順についてさらに詳しく解説していきます。

①24時間換気システムの電源を切る

24時間換気システムの掃除手順①は、システムの電源を切ることです。電源が入ったまま掃除を行おうとすると回転しているファンで手を怪我したり思わぬ事故に繋がる可能性があります。必ず電源をオフにしてから掃除を行いましょう。

➁給気口・排気口のカバーを外す

24時間換気システムの電源をオフにしたら、給気・排気口のカバーを外すことです。カバーを外すと給気・排気管の中の汚れまでしっかりと取ることができます。カバーの裏側に汚れが付着している場合にはしっかりきれいにしておきましょう。

③大きなホコリなどは掃除機で吸い取る

カバーの取り外しができたら、給気・排気口の中にあるホコリなどの大きな汚れを掃除機で吸い取ります。掃除機が届かない場合には小さめのモップなどでホコリをからめとるのがおすすめです。始めに大きな汚れを取り除いておきましょう。

④歯ブラシや布などで汚れをこすり取る

目立つ大きな汚れを取り除けたら歯ブラシや布などを使って細かな汚れをこすり取りましょう。ファンに汚れが付着している場合にはファンを取り外して拭き掃除をするのもおすすめです。手が届かない部分は無理をせず、専門の業者に掃除を依頼しましょう。

24時間換気を止めてはいけない理由は?

常に室内外の空気を循環させている24時間換気。どうして止めてはいけないのでしょうか?24時間換気を止めてはいけない理由は以下の通りです。

24時間換気を止めてはいけない理由

・カビや結露が発生しやすくなる
・シックハウス症候群になる
・嫌な臭いがこもりやすくなる
・アレルギーを引き起こす

ここではそれぞれの理由についてさらに詳しく解説していきます。

カビ・結露が発生しやすくなる

24時間換気を止めてはいけない理由の1つめにはカビや結露が発生しやすくなることが挙げられます。なぜなら、24時間換気システムを止めてしまうとカビや結露の原因となる湿気が大量に室内にこもってしまうからです。厚生労働省が出しているカビ対策マニュアルでは相対湿度が75%を超えると急激に繁殖しやすくなるとされています。

温度25度のとき、相対湿度が70パーセントだとカビは数か月で繁殖し、75パーセントを越すとその速度は急激に早まり、90パーセントではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するといわれている[Michalski2000]。

引用:厚生労働省 カビ対策マニュアル実践編 1-4 温度・湿度データの記録と解析

24時間換気を止めると湿度が高くなるため、カビや結露が発生しやすくなるのです。

シックハウス症候群になる

24時間換気を止めてはいけない理由の2つめにはシックハウス症候群になることが挙げられます。シックハウス症候群とは、室内の汚れた空気を吸い込むことでさまざまな健康被害を引き起こす症状のことです。

近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。

引用:厚生労働省シックハウス対策のページ (1)シックハウス症候群とは

24時間換気を止めると換気が上手くできなくなり、室内に汚れた空気がこもってしまいます。そのため、シックハウス症候群を引き起こしやすい状況になります。

嫌な臭いがこもりやすくなる

24時間換気を止めてはいけない理由の3つめには嫌な臭いがこもりやすくなることが挙げられます。なぜなら、24時間換気を止めてしまうと汚れた空気や室内に充満したままになってしまうからです。特にキッチンのあるリビングなどは嫌な臭いがこもりやすくなります。

アレルギーを引き起こす

24時間換気を止めてはいけない理由の4つめにはアレルギーを引き起こす可能性があることが挙げられます。24時間換気を止めてしまうと空気の流れが無くなり、室内にホコリなどの汚れが溜まりやすくなります。汚れたホコリなどを吸い込むことで体調を崩したり咳が出たり肌荒れをしたりアレルギー症状を引き起こす恐れがあるのです。

24時間換気を弱めた場合に効果的な部屋の調湿方法

24時間換気を弱めた場合にはどのような方法でお部屋の調湿を行えばいいのでしょうか?効果的な調湿方法は以下の通りです。

24時間換気を弱めた場合に効果的な部屋の調湿方法

・お部屋の調湿材「炭八」を使用する
・除湿機を使用する
・換気扇を使用する

ここではそれぞれの方法についてさらに詳しく解説していきます。

お部屋の調湿剤「炭八」を使用する

24時間換気を弱めた場合に最もおすすめな調湿方法は、調湿材「炭八」を使用することです。炭八は備長炭の2倍以上の調湿力がある調湿木炭で、年間を通して40~60%の快適な湿度に保ってくれます。また、常に呼吸を続ける調湿木炭のため半永久的に使用できるのもうれしいポイントです。

除湿機を使用する

24時間換気を弱めた場合におすすめな調湿方法2つめは、除湿機を使用することです。室内の空気が湿度をたっぷり含んでいると感じた場合には積極的に除湿機を使用することがおすすめです。洗濯ものを室内干ししたい場合にも活用できますよ。

換気扇を使用する

24時間換気を弱めた場合におすすめな調湿方法3つめは、換気扇を使用することです。換気扇は、キッチンやお風呂場など湿度がこもりやすい場所に設置されています。24時間換気を弱めても換気扇を回しておけば空気の流れができ、湿気を外に追い出すことができます。

まとめ

今回は24時間換気の騒音をすぐに抑える方法や日頃からできること、24時間換気を弱めた際の調湿方法などを紹介しました。24時間換気を止めてしまうとさまざまなトラブルが発生する可能性があります。定期的に掃除やメンテナンスをして、24時間換気システムを正しく活用してくださいね!

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