カビの消臭方法は?カビが生えている場所ごとの掃除方法まとめ
「カビの嫌な臭いが取れない…」「できるだけお金をかけない簡単な方法でカビの臭いを取りたい…」このようなことを考えている方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、お金がかからない簡単な方法でカビの嫌な臭いを取り除くことは可能です。しかし、カビが発生している場所に合わせた方法で掃除や対策を行わないと、高い効果は期待できません。
そのような状況に陥らないためにも、本記事では以下についてまとめています。
【カビの臭い対策方法】
・カビ特有の嫌な臭いの4つの消臭方法
・カビが発生する場所に応じた掃除方法
・カビを予防する方法
この記事を読めば普段から悩まされているカビの嫌な臭いから解放され、正しいカビの掃除方法を身に着けることができますよ!
カビ特有の嫌な臭いの4つの消臭方法は?
カビが発生させる嫌な臭いは、どのような方法で消臭すれば良いのでしょうか?カビ特有の嫌な臭いの消臭方法4つは以下の通りです。
換気をする | 消臭剤を使う | 重曹を使う | アルコールで除菌する | 脱臭機を設置する | |
効果 | 〇 | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ |
コスト | ◎ | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
即効性 | 〇 | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ |
おすすめの人・状況 | 空気を丸ごと入れ替えたい方 | 手軽に臭い対策をしたい方 | 身近にあるものを活用して臭い対策をしたい方 | 手軽に臭い対策をしたい方 | 的確に嫌な臭いを除去したい方 |
優先順位 | ①まずは換気をして嫌な臭いを含んだ空気を入れ替えます | ④専用の消臭剤で臭いを防ぎます | ➁重曹で湿気を吸い取りながら消臭をします | ③アルコールで拭き掃除をして臭いのもとから取り除きます | ⑤すべての方法を試しても効果が感じられない場合 |
ここでは、それぞれの方法について詳しく紹介していきます。
①換気をする
カビの消臭方法1つめには、換気をすることが挙げられます。なぜなら、カビの嫌な臭いを含んだ空気を丸ごと入れ替えられるからです。換気をするのは2時間に1回、5分ほどの時間が望ましく、風の通り道ができるように2箇所以上の窓やドアを開けておきましょう。道具などが必要なくいつでもできる対策なので、気軽にできるカビの臭い対策を探している方におすすめです。
➁重曹を使う
カビの消臭方法2つめには、重曹を使った方法が挙げられます。なぜなら、重曹には消臭効果が期待できるほか、カビの原因となる湿気も取り除くことができるからです。カビの臭いが気になる場所に空き瓶などに入った重曹を置き、通気性の良いガーゼなどで蓋をしておきます。重曹は湿気を吸い込むと硬くなってしまうので、定期的に交換してくださいね。
③アルコールで除菌する
カビの消臭方法3つめには、アルコールを使った方法が挙げられます。なぜなら、アルコールを使用することで臭いの原因となるカビの除去もできるからです。臭いが気になる部分にアルコールを吹きかけたら、乾いた雑巾で拭き取ります。強い臭いが発生している場合には、少し多めにアルコールを吹きかけ、時間をおいてから拭き取りましょう。
④消臭剤を使う
カビの消臭方法4つめには、消臭剤を使った方法が挙げられます。なぜなら、専用の消臭剤を使用することで確実にカビの臭いを取り除けるからです。カビの消臭剤にはスプレータイプから置いておくタイプまでさまざまな種類があります。カビの臭いが気になる場所に合わせたタイプの製品を選びましょう。
⑤脱臭機を設置する
脱臭機は的確にカビの悪臭を除去してくれるアイテムです。そのため、すぐに消臭効果を期待したい方におすすめ。しかし、脱臭機を使用してもカビの除去はできないため注意が必要です。カビを除去する対策もあわせて行うのがおすすめです。
カビはどんな匂いがする?
カビが発生すると、湿っぽさと同時に独特の匂いを発生させます。今までに感じたことがないようなホコリっぽい悪臭を感じた場合にはどこかでカビが発生している可能性があります。また、木材にカビが発生している場合、木材が腐食したような悪臭を感じる場合もあります。
(カビ対策マニュアル実践編より)
カビが発生する場所に応じた掃除方法は?
カビが発生してしまった場合には、どのような方法で掃除すれば良いのでしょうか?カビが発生した場所に応じた掃除方法は以下の通りです。
【カビが発生した場所に応じた掃除方法】
・お風呂・洗面所→塩素系漂白剤
・押入れ・下駄箱→アルコール
・壁紙・窓→重曹
ここでは、それぞれについて詳しく解説していきます。
お風呂・洗面所
お風呂や洗面所に発生したカビは、塩素系漂白剤を使用することできれいに取り除けます。なぜなら、塩素系漂白剤には次亜塩素酸塩や水酸化ナトリウムなどが含まれており、カビの細胞組織を破壊してくれるからです。カビが気になる部分にスプレーし、10分程度経ったらきれいに洗い流しましょう。黒くしみついたカビの色素もきれいに漂白できますよ。しかし、木製の素材や金属には使用できない場合があるので注意しましょう。
次亜塩素酸塩とは?
ハイターやプールの消毒剤として使用されています。非常に強い性質を持っているため取り扱いには注意が必要です。使用する際には必ず手袋などを着用しましょう。
押入れ・下駄箱
押入れや下駄箱に発生したカビは、アルコールを使用して除去するのがおすすめです。なぜなら、アルコールがカビの細胞膜まで浸透して殺菌してくれるからです。できるだけ高い殺菌効果を求めるなら、アルコールが70~80%の製品を選びましょう。カビが気になる部分に吹きかけたら、乾いた布や歯ブラシで優しくこすってカビを落としましょう。細かい場所にカビが生えている場合には、布に直接アルコールをしみ込ませて拭き取るのもおすすめです。アルコールは揮発性が高いため、使用後に跡が残らず色落ちしにくいのもうれしいポイントです。
壁紙・窓
壁紙や窓に発生したカビは、重曹を使用して落とすのがおすすめです。なぜなら、重曹の持つ弱アルカリの成分がカビの持つタンパク質を柔らかくし、研磨作用でカビをこすり落とすからです。また、重曹は口に入れても安全な素材でできているため、手が触れることの多い壁紙に使用しても安心です。お子さんやペットのいるご家庭にもおすすめですよ。
強力なカビで除去が難しい場合には専門家に依頼を
いくつかの掃除方法を試してみてもカビの除去が難しい場合には、カビクリーニングの専門業者に依頼するのが最適です。無理やりカビを取ろうとすると家の素材を傷めてしまう可能性もあります。少し試してみてカビの除去が難しい場合にはすぐに専門家に相談しましょう。
カビを予防する方法
お風呂場から壁紙、窓までさまざまな場所に発生するカビは、どのように予防したら良いのでしょうか?カビを予防する方法は以下の通りです。
【カビを予防する方法】
・換気をする
・汚れはすぐに拭き取る
・乾燥剤や除湿剤を使う
・こまめに掃除をする
ここでは、それぞれの方法について詳しく解説していきます。
換気をする
カビを予防する方法の1つめには、換気をすることが挙げられます。なぜなら、換気をすることでカビの原因となる温度・湿度を調節できるからです。カビは、20~30度の気温と70%以上の湿度があると活発に活動しやすくなります。室内を蒸し暑い状態にしないためにも、2時間に1回程度の換気を心がけることが大切です。
汚れはすぐに拭き取る
カビを予防する方法の2つめには、付いてしまった汚れはすぐに拭き取ることが挙げられます。なぜなら、溜まった汚れがエサとなりカビが繁殖しやすくなってしまうからです。温湿度に加えてカビの栄養分となる汚れも付着していた場合、かなり活発にカビが繁殖してしまいます。汚れている箇所を見つけたらすぐにきれいに拭き取っておきましょう。
乾燥剤や除湿剤を使う
カビを予防する方法の3つめには、乾燥剤や除湿剤を使うことが挙げられます。なぜなら、乾燥剤や除湿剤を使用すれば手軽に湿度を調節できるからです。また、こまめに換気を行うのが難しい方にも乾燥剤の使用がおすすめです。手軽にできるカビ対策を探している方はぜひチェックしてみてください。
こまめに掃除をする
カビを予防する方法の4つめには、こまめに掃除することが挙げられます。なぜなら、酷いカビを防ぐためには早めの対策が大切だからです。特にお風呂場や洗面所などの水場は、温湿度が高くなりやすいためすぐにカビが発生しやすい場所です。黒ずみやぬめりが気になる部分があったら、早めに掃除をするのがおすすめです。強力なカビが発生する前に、こまめに掃除をするよう心がけましょう。
カビの匂い予防には【炭八】がおすすめ!
カビの臭いを予防したいなら、調湿木炭の【炭八】を使用するのがおすすめです。炭八はカビの原因となる湿気を吸収し、お部屋の湿度をいつでも快適に保ってくれます。部屋に置いておくだけなので、手軽にできるカビの臭い対策を探している方にも最適のアイテムです。
カビの臭いに正しい対策を!
今回は、カビの嫌な臭いを取り除く方法やカビの掃除・予防方法を紹介しました。業者に依頼しなくても、身近にあるものを使用してカビの臭いを防ぐことは可能です。今回紹介したカビの掃除方法や予防方法も参考にして、カビの臭いに悩まされないきれいなお家を保ってくださいね!
カビ掃除に大活躍するカビ取りジェルの正しい使用方法が知りたい方は「カビ取りジェルでしつこいカビを落とそう!」もチェックしてみてくださいね!
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