カバンがカビ臭い!カバンに発生したカビの除去方法やカバンのカビを予防する方法を紹介!
「カバンからカビの臭いがする…」
「カバンのカビを除去したい」
「カバンを傷めずにカビをキレイにできる方法が知りたい」
このようなことをお考えの方は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、カバンの素材ごとに適した方法で対策を行えば、カバンを傷めずにカビを除去できます!
本記事では以下について解説しています。
【カバンのカビ臭さの対処法やカビ予防方法】
・カバンにカビが発生する原因
・カバンがカビ臭い時の対処法
・カバンのカビを予防する方法
・カバンのカビ臭さ対策の注意点
・おすすめのカビ対策アイテム
この記事を読めばカバンにカビが発生する原因や対処法が分かり、正しい方法でカビを除去することができますよ!
カバンにカビが発生する原因は?
カバンにカビが発生してしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか?カバンにカビが発生する原因は以下の通りです。
【カバンのカビ臭さの対処法やカビ予防方法】
・湿気が溜まっている
・手垢などの汚れが付着している
・風通しが悪い場所に収納している
ここではそれぞれの原因について詳しく解説していきます。
湿気が溜まっている
カバンにカビが発生する原因の1つめには、カバンの中に湿気が溜まっていることが挙げられます。なぜなら、湿度が高いとカビが発生しやすくなるからです。文部科学省のカビ対策マニュアルには、湿度が70%を超えると数カ月でカビが繁殖し、さらに湿度が上がるにつれカビが発生しやすくなると記載されています。
一般にカビの発生しやすい資料の場合、温度25度のとき、相対湿度が70パーセントだとカビは数か月で繁殖し、75パーセントを越すとその速度は急激に早まり、90パーセントではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するといわれている。
引用:mext.go.jp
相対湿度とは、空気中に含まれる水蒸気の割合を示しているものです。カバンの中の湿度が高ければ高いほど、カビが発生しやすい環境になるのです。
手垢などの汚れが付着している
手垢やホコリなどの汚れがカバンに付着している場合にも、カビが発生する原因につながります。手垢などの汚れがカビの餌となり、カビが繁殖しやすい環境となってしまうからです。
ガラスや陶器など、カビの栄養源とならないような材質であっても、手の汚れやホコリがついていれば、そこからカビが発生することがある。カビであるかどうかを、資料の材質から判断することはできない。
引用:mext.go.jp
カビの栄養源となる汚れが大量に付着している場合、どのような素材であってもカビが発生しやすい環境となるのです。
風通しが悪い場所に収納している
カバンにカビが発生する原因の3つめには、風通しが悪い場所にカバンを収納していることが挙げられます。風通しが悪い場所にカバンを収納すると、湿気がこもりやすくカビが発生しやすくなってしまうのです。長い間押入れやクローゼットの中に収納したままになっている場合は特に注意が必要です。
ブランドバッグの内側にカビが発生しやすい原因は?
ブランドバッグには、内側まで皮でできている製品が多くあります。皮の性質として、高温多湿の場所で保管するとカビが発生しやすいのです。そのため、カバンを閉めた状態でクローゼット内などに長期間保管するとカバンの内側までカビが発生してしまいます。
参考:https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202106_05.pdf
カバンがカビ臭い時の対処法
カバンがカビ臭くなってしまった場合、どのような方法で対処を行えばいいのでしょうか?カバンがカビ臭いときの対処法は以下の通りです。
【カバンがカビ臭いときの対処法】
革製 | ナイロン製 | 布製 | |
炭 | 〇 | 〇 | 〇 |
重曹 | 〇 | 〇 | 〇 |
お茶パック | 〇 | 〇 | 〇 |
コーヒー豆 | 〇 | 〇 | 〇 |
クリーニング | 〇 | 〇 | 〇 |
お酢 | △ | 〇 | 〇 |
天日干し | △ | 〇 | 〇 |
ここではカバンの素材ごとに適した対処法を詳しく紹介します。
【カバン全般】カバンに炭を入れる
カバンのカビ臭さが気になる場合、炭を入れることで効果的に消臭ができます。炭の脱臭効果によって、カビ臭さを吸着してくれるのです。さらに、炭には湿気を吸い取る効果があるため、カビの原因にも直接対処できます。しかし炭をそのまま入れてしまうとカバンに黒い汚れが付着してしまいます。炭をキッチンペーパーなどで包んで2〜3日を目安にカバンの中に入れておきましょう。炭を使った消臭方法はカバンを傷めないため、革製やナイロンなどのさまざまな材質のカバンに使用できる方法です。
【カバン全般】重曹を使う
カバンの消臭方法2つめには重曹を使った方法が挙げられます。なぜなら、重曹は臭いの元を中和させてくれるからです。重曹を使ったカバンの消臭方法は以下の通りです。
【重曹を使ったカバンの消臭方法】
①カバンの中に重曹を振りかける(カバンの底が見えなくなるくらい)
➁大きなビニール袋にカバンを入れる
③カバン全体に重曹を振りかける
④ビニールを密閉してよく振り、5日~1週間おく
⑤カバンを取り出し重曹を落とす
重曹を入れて3日ほど経ったら、臭いが取れているか確認をしてみましょう。また、カバンを取り出す際にはしっかりと重曹を落としてくださいね。
【カバン全般】お茶パックを使う
身近な物を使った消臭方法としてお茶を使った方法が挙げられます。なぜなら、茶殻がにおい成分を吸着するため、高い消臭効果が期待できるからです。茶殻を使った消臭方法は以下の通りです。
【茶殻を使用した消臭方法】
①お茶の葉を炒める(出がらしでもOK)
➁炒めたお茶の葉をお茶パックに入れ、カバンの中に入れる
③カバンを袋に入れて密閉する
④1週間ほど経ったら取り出す
普段から茶殻パックをカバンの中に入れておくことでさらに消臭効果が期待できます。作った茶殻パックは2週間を目安に新しいものに交換するようにしましょう。
【カバン全般】コーヒー豆のカスを使う
コーヒー豆のカスも、カバンの消臭に効果的です。なぜなら、コーヒー豆の表面には小さな孔がたくさん空いており、その孔で臭い成分を吸着する力があるからです。コーヒー豆のカスを使った消臭方法は以下の通りです。
【コーヒー豆のカスを使った消臭方法】
①コーヒー豆のカスを炒める
➁お茶パックに入れる
③カバンの中にパックを入れる
茶殻と同じように、2週間に1回を目安にパックを交換すれば、常にカバンの臭いを消臭することができますよ!
【カバン全般】クリーニングに出す
さまざまな方法を試してみても臭いが取れない場合や自分で消臭するのが難しいと感じた場合には、カバンをクリーニングに出すのがおすすめです。カバンにカビが生えている場合には、クリーニングに出す際にその旨を伝えておきましょう。カビ取り専用のクリーニングを行ってもらえます。専門のクリーニング店に預ければ、色落ちしたりカバンが傷んでしまったりする心配もありません。
【合皮・ナイロン】お酢で拭き取る
合皮やナイロンでできているカバンなら、お酢を利用することでカビ臭さを除去できます。しかし、革でできているカバンをお酢で濡らしてしまうと色落ちする可能性があります。革製のカバンにお酢をつけるのは避けましょう。お酢を使ってカバンの消臭を行う手順は以下の通りです。
【お酢を使用した消臭方法】
①約5倍の水でお酢を薄める
➁お酢を薄めた水をタオルにつけ、カバンを優しく拭く
③カバンを十分に乾燥させる
合皮やナイロンでできているカバンでも、水に濡らすことで色落ちする可能性があります。お酢で拭き取る際には目立たない箇所から試すようにしましょう。また、お酢を大量につけすぎると臭いが取れなくなる場合があるため注意が必要です。
【合皮・ナイロン】天日干しをする
天日干しもカバンの消臭には効果的です。なぜなら、天日干しをすることで、カバンの中にこもった湿気を排出しカビの除去にも繋がるからです。しかし、革製のカバンを天日干しすると、カバンの素材が傷んでしまいます。必ず合皮かナイロンでできているカバンのみ天日干しを行うようにしてください。天日干しでカバンの消臭を行う方法は以下の通りです。
【天日干しでカバンを消臭する方法】
①カバンを裏返す
➁半日ほど外で干す
カビ臭さの原因となっている湿気はカバンの内部に溜まりやすいため、必ずカバンを裏返して天日干しを行いましょう。また、汗や湿気を吸い込んだカバンを放置するとすぐにカビが発生してしまいます。カバンに湿気が溜まっていると感じたらできるだけすぐに天日干しを行ってください。
カバンのカビを予防する方法は?
カバンに発生するカビはどのような方法で予防できるのでしょうか?カバンのカビを予防する方法は以下の通りです。
【カバンのカビを予防する方法】
・カバンの中身を詰め過ぎない
・風通しの良い場所に収納する
・クローゼット用の除湿剤を使用する
・カバンに付着した汚れを落としてから収納する
・カバンどうしの間隔を開けて収納する
・カバンの中に新聞紙を詰める
ここではカバンのカビを予防する方法について詳しく解説していきます。
カバンの中身を詰め過ぎない
カバンのカビを予防する方法の1つめには、カバンの中にたくさんの荷物を詰め過ぎないことが挙げられます。なぜなら、カバンの中身を詰め過ぎてしまうとカビの原因となる湿気がこもりやすくなってしまうからです。カバンにカビが発生する原因でも紹介したように、湿度が70%を超えるとかなりカビが発生しやすい環境となってしまいます。カバンの中に湿気を溜め込まないためにもカバンの中には余裕を持って荷物を入れましょう。
風通しの良い場所に収納する
カバンのカビを予防するためには、風通しの良い場所に収納することが大切です。風通しが良ければ、湿気が溜まったり誇地などの汚れが付着したりするのを防げます。例えば、押入れの中やタンスの中にしまったままになっているカバンは特に注意が必要です。風が通りやすい場所に移動させたり、こまめにタンスの引き出しを開けなどして対策を行いましょう。
クローゼット用の除湿剤を使用する
カバンをクローゼットや押入れに収納している場合には、専用の除湿剤を使用するのがおすすめです。なぜなら、風通しが悪い場所でも除湿剤を使用すれば湿気がこもるのを防げるからです。手軽にクローゼットや押入れ内の除湿を行いたい方はぜひチェックしてみてください。
カバンに付着した汚れを落としてから収納する
カバンに手垢やホコリなどの汚れが付着したまま収納してしまうと、カビが発生しやすくなります。なぜなら、手垢やほこりを餌としてカビが繁殖しやすい環境になってしまうからです。カビの発生を防ぐためには、カバンに付着したさまざまな汚れをしっかりと落としてから収納しましょう。
カバンどうしの間隔を空けて収納する
カバンどうしの間隔を開けて収納するのもカビ対策に効果的です。カバンとカバンの間に隙間を開けることで空気が通りやすくなり、湿気がこもるのを防げるからです。手軽に湿気対策を行いたい方におすすめの予防方法です。
カバンの中に新聞紙を詰める
身近にあるものでカビを予防したい方には新聞紙を使った除湿方法がおすすめです。新聞紙にはカビの原因となる湿気を吸い込む力があります。そのため、カバンの中に新聞紙を詰めておくだけでカビを予防することができます。さらに湿気を防ぎたい方はカバンを丸ごと新聞紙で包むのもおすすめです。しかし、新聞紙が吸い込める湿気の量には限界があります。1週間に1回を目安に新聞紙を交換するようにしましょう。
ブランドバッグのカビを予防する際の注意点
ブランドバッグのカバンをお手入れする際には、必ず乾いた柔らかい布を使用することが大切です。濡れた布を使用すると、皮が水分を含んでカビの発生に繋がります。また、カバンの中に新聞紙を詰めると新聞紙の色がカバンに付着することも考えられます。湿気取りのために新聞紙の活用は有効ですが、色移りが不安なカバンの場合には新聞紙ではなく白い不織布を詰めておきましょう。
カバンは丸洗いできる?
カバンの素材によって、丸洗いできるものとできない物に分けられます。カバンが、普段洗濯しているTシャツなどと同じ素材かどうかで考えるのがおすすめです。例えば、全て綿でできているようなカバンは丸洗いOK。ウールのカバンなどは、おしゃれ着を洗う時のように慎重に洗います。
皮のカバンは丸洗いNG。ブランドバッグなども丸洗いは避けた方が良いでしょう。洗濯表示のタグがついている場合には必ず確認しましょう。
カバンのカビ臭さ対策の注意点
カバンのカビ臭さ対策にはどのような注意点があるのでしょうか?カバンのカビ臭さ対策を行う際の注意点は以下の通りです。
【カバンのカビ臭さ対策の注意点】
・ドライヤーは使わない
・直射日光は当てない
・浴槽、台所用洗剤は使用しない
ここではそれぞれの注意点について詳しく解説していきます。
ドライヤーは使わない
カバンのカビ臭さを除去するためにドライヤーの使用を考える方は多いかもしれません。しかし、カバンにドライヤーの熱を当ててはいけません。特に革製のカバンなどは、ドライヤーの熱が原因で変形したり、日焼けのような跡がついてしまったりする場合があります。無理に熱を当てたり乾燥させたりするのは避けましょう。
直射日光は当てない
カバンのカビ臭さを除去する際の注意点2つめは、直射日光に当てないことです。なぜなら、カバンを直射日光に当ててしまうと変色や変形の原因となるからです。特に革製のカバンを日光に当てるとかなり傷んでしまうため絶対にやめましょう。合皮やナイロンのカバンを天日干しをする際にも室内や強い日光が当たらない場所で行ってください。
浴槽・台所洗剤は使用しない
カバンがカビ臭いからと言って、カバン用ではない洗剤を使用して洗濯を行ってはいけません。特に浴槽・台所用の洗剤は洗浄力が強いため、カバンに使用すると色落ちしてしまいます。カバンを洗う際には強力な洗浄力がある洗剤は避けましょう。
セルフケアが難しい場合には専門業者に依頼を
カバンのセルフケアが難しいと感じた場合には、専門業者に依頼するのがおすすめです。無理にお手入れをすると、大切なカバンを傷めてしまうことも…。カバンのケア方法が分からなかったり、取り扱い方法に疑問を感じたりする場合にはすぐに専門業者に依頼しましょう。
押入れの調湿には「炭八」がおすすめ!
カバンを収納している押入れの調湿には「炭八」の使用がおすすめです。炭八は湿気を吸い込む孔が大きい針葉樹から作られた調湿材で、備長炭の2倍の吸放湿スピードを誇ります。また、湿気を吸ったり吐いたりする力が衰えないため半永久的に使用することが可能です。カビの原因となる湿気を吸い込んでくれるのはもちろん消臭効果も期待できるため、カバンのカビやカビの臭いが気になる方はぜひチェックしてみてください!
カバンのカビ臭さに正しく対処しよう!
今回はカバンがカビ臭い場合の対処方法やカビが発生する原因、カビの臭いを取り除く方法などを紹介しました。カバンのカビを除去する方法はカバンの素材ごとに異なります。ぜひ本記事を参考にして、カバンのカビに正しく対処してくださいね!
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