カビが発生する原因は?カビの予防方法や掃除方法まとめ
「カビが発生する原因が分からない…」「場所ごとにカビが発生する原因を知りたい」「手軽にカビを予防できる方法をチェックしたい」このようなことを考えている方は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、カビが発生する原因を知れば手軽にカビを予防することは可能です!しかし、正しい予防方法を行わないとなかなかカビが無くならないだけでなくさらに酷くなる可能性もあります。具体的には以下の通りです。
・カビが原因の嫌な臭いが発生する
・カビの胞子を吸い込むことによってぜん息などの健康被害が発生する
このような状況に陥らないためにも、本記事では以下についてまとめています。
・場所別のカビの原因とその予防方法
・カビを予防する方法
この記事を読めば、カビの原因を突き止めて正しい予防方法ができるようになりますよ!
カビが発生する3つの原因とは?
どのような条件が揃うとカビが発生しやすくなるのでしょうか?カビが発生する3つの原因は以下の通りです。
➁相対湿度が70%以上
③ホコリなどの汚れがある
ここでは、それぞれの原因について詳しく解説していきます。
※本章の原因は、文部科学省が発行している「カビ対策マニュアル」を参考に、本メディア編集部が作成したものです。
①気温が25~28度
カビが発生する原因の1つめには、気温が25~28度あることが挙げられます。なぜなら、25~28度の気温はカビが生育するのに最適な温度だからです。そのため、春から夏にかける6~7月の暖かい時期に比較的カビが発生しやすくなるのです。
➁相対湿度が70%以上
カビが発生する原因の2つめには、相対湿度が70%以上の環境が挙げられます。なぜなら、相対湿度が70%以上になるとカビがかなり繁殖しやすくなるからです。湿度が75%を超えるとさらにカビが繁殖しやすくなり、90%を超えると約2日で急激にカビが発生するといったデータもあります。
空気が水蒸気を含むことができる限界の量が気温ごとに決まっており、そのうち何%の水蒸気を含んでいるか表したもの。空気中に含まれる水蒸気の割合を示したもの。
③ホコリなどの汚れがある
カビが発生する原因の3つめには、ホコリなどの汚れがあることが挙げられます。なぜなら、ホコリや皮脂汚れなどがカビの栄養となってしまうからです。特に押入れや下駄箱などは汚れが溜まりやすい場所です。そのため、カビが繁殖するために絶好の場所となってしまうのです。
場所別のカビの原因とその予防方法
さまざまな場所に発生するカビはどのような方法で予防すれば良いのでしょうか?カビが発生する場所ごとの原因や予防方法は以下の通りです。
押入れ・下駄箱 | ・原因:ホコリなどの汚れ、湿気が溜まっている
・予防方法:こまめに掃除をする、除湿剤を置く |
壁紙・窓 | ・原因:結露などが原因で湿度が高くなっている
・予防方法:結露防止シートを張る、除湿剤を置く |
お風呂・洗面所 | ・原因:湿度が高く湿気がこもっている
・予防方法:こまめに換気をする、シャワーで流す |
洋服・布団 | ・原因:風通しが悪くホコリなどの汚れが溜まっている
・予防方法:こまめに換気をする、除湿剤を置く |
カビの原因とその予防法①押入れ・下駄箱
押し入れや下駄箱にカビが発生する主な原因は、ホコリなどの汚れや湿気が溜まっていることです。なぜなら、押入れや下駄箱は普段閉め切っていることが多く、掃除する機会が少ないからです。押入れや下駄箱のカビの予防方法は以下の通りです。
・押入れ、下駄箱の中に除湿剤を置く
カビの餌となる汚れが増えないように、こまめに掃除をすることが大切です。また、押入れや下駄箱の中に除湿剤や乾燥剤を置いておくのもおすすめです。除湿剤が無い場合にはビンに入れた重曹でも代用できます。
カビの原因とその予防法➁壁紙・窓
壁紙や窓にカビが発生する原因は、結露などが原因で湿気が溜まっていることが挙げられます。なぜなら、窓際や壁際は結露が起こりやすく、特に朝晩は湿気をたっぷり含んでいることが多いからです。壁紙や窓に発生するカビの予防方法は以下の通りです。
・窓の近くや室内に除湿剤を置く
窓の結露を防ぐためには、結露防止シートを活用するのがおすすめです。窓ガラスに貼るだけで結露を防止できる商品も販売されています。また、壁紙のカビを防ぐためには室内に除湿剤や乾燥剤を置くのがおすすめです。
カビの原因とその予防法③お風呂・洗面所
お風呂や洗面所にカビが発生する原因は、湿度が高く湿気がこもっているからです。お風呂に入った後換気をせずそのままにしているとさらにカビが発生しやすくなります。お風呂や洗面所に発生するカビの予防方法は以下の通りです。
・お風呂に入り終わったらシャワーでお風呂場全体を流す
お風呂場にこもった湿気を逃がすためにも、こまめに換気をするのがおすすめです。また、浴室にこびりついたシャンプーや皮脂汚れを落とすために、お風呂に入り終わったらシャワーでお風呂場全体を流しましょう。
カビの原因とその予防法④洋服・布団
洋服や布団にカビが発生する原因は、風通しの悪さと汚れが溜まっていることが挙げられます。洋服や布団が入っているタンスやクローゼットなどは風通しが悪く、普段あまり掃除をしないためカビにとって好条件の環境となっています。洋服や布団に発生したカビの予防方法は以下の通りです。
・除湿剤を置く
タンスやクローゼットにこもった湿気を逃がすために、扉を開けてこまめに換気をするのがおすすめです。また、普段から適した湿度を保てるように除湿剤や乾燥剤を入れておくことも大切です。瓶に入れた重曹でも代用することができますよ。
カビを予防する方法
家の中さまざまな場所に発生するカビはどのようにして防げばいいのでしょうか?室内に発生するカビの予防方法は以下の通りです。
部屋・押入れの換気をする | 乾燥剤や除湿剤を使う | 掃除をこまめに行う | |
効果 | ◎ | ◎ | ◎ |
コスト | 〇 | ◎ | 〇 |
即効性 | ◎ | ◎ | 〇 |
おすすめの人・状況 | 部屋・押入れの湿度が気になる場合 | 確実にカビを防ぎたい場合 | カビのもととなる汚れを取り除きたい場合 |
優先順位 | ①まずは部屋全体の湿気を逃がすことが大切です | ➁普段から湿気を防げるように置いておきましょう | ③余裕があればカビの餌となる汚れを掃除します |
ここでは、それぞれの方法について詳しく解説していきます。
部屋・押入れの換気をする
家の中のカビを予防する方法の1つめには、部屋や押入れの換気をすることが挙げられます。なぜなら、換気をするだけで手軽に湿気を逃がすことができるからです。できるだけ効率よく換気を行いたいなら、窓や扉を2箇所以上開けて換気をするのがおすすめです。簡単にできるので、カビ予防をしたい方はまず換気を行いましょう。
乾燥剤や除湿剤を使う
家の中のカビを予防する方法の2つめには、乾燥剤や除湿剤を使うことが挙げられます。なぜなら、乾燥剤や除湿剤を使うことで普段から湿度の調節ができるからです。また、湿気が気になる場所に置いておくだけなのでとても簡単なのも魅力的です。こまめな換気はもちろん乾燥剤や除湿剤を普段から置いておくのがおすすめです。
掃除をこまめに行う
家の中のカビを予防する方法の3つめには、掃除をこまめに行うことが挙げられます。換気や除湿剤を使う方法と比べると即効性はありませんが、カビの餌となる汚れを取り除きたい方におすすめです。換気などに加えてさらに力を入れてカビを予防したい方はぜひ試してみてください。
カビの臭いを取る方法
カビが原因で発生する嫌な臭いはどのようにして取り除けば良いのでしょうか?カビの臭い取る方法は以下の通りです。
・アルコールスプレーを使う
・消臭剤を置く
ここでは、それぞれの方法について詳しく解説していきます。
重曹を使う
カビの臭いを取る方法の1つめは、重曹を使った方法です。なぜなら、重曹には高い消臭効果が期待できるからです。まずは重曹を瓶に入れ、ガーゼなどで蓋をして輪ゴムでしっかりとめます。そのままカビの臭いが気になる場所に入れておけば簡単に消臭対策ができます。とても簡単なので、気軽にできる臭い対策を探している方におすすめです。
アルコールスプレーを使う
カビの臭いを取る方法の2つめにはアルコールスプレーを使った方法が挙げられます。なぜなら、臭いが気になる部分をアルコールで拭き取るだけで臭いの原因となるカビを除去できるからです。臭いが気になる部分にピンポイントで対策できるのもうれしいポイントです。
消臭剤を置く
カビの臭いを取る方法の3つめは消臭剤を置くことです。カビの臭いに的確に効果を発揮してくれるので、すぐに臭いを取り除きたい方におすすめです。また、置いておくだけで消臭効果が期待できるので、手軽にできる臭い対策を探している方にもおすすめです。
素材別のカビの取り方については以下の記事をご覧ください。
まとめ
今回は、カビが発生する原因やカビの予防方法などを紹介しました。カビは、気温・湿度・汚れの3つの条件が揃うと繁殖しやすくなります。カビを防ぎたい場所ごとに適した対策をして、カビの無い清潔なお家を保ってくださいね。
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