24時間換気が寒い?24時間換気の寒さ対策やメリットを紹介!
「24時間換気をつけていると寒い…」
「24時間換気をつけていてもできる寒さ対策があれば知りたい」
「24時間換気のメリットは?」
このようなことをお考えの方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、24時間換気をつけたままでも寒さ対策をすることは可能です。
本記事では以下について解説していきます。
【24時間換気の寒さ対策やメリット】
・24時間換気の種類と寒さの原因
・寒くても24時間換気を止めてはいけない理由
・24時間換気の寒さ対策
・24時間換気のメリット
この記事を読めば24時間換気のメリットが分かり、24時間換気をつけたままできる寒さ対策もチェックできますよ!
24時間換気の種類と寒さの原因
24時間換気にはどのような種類があるのでしょうか?24時間換気の種類と特徴は以下の通りです。
24時間換気の種類と特徴
第一種換気 | 第二種換気 | 第三種換気 | |
特徴 | 給気口と排気口の両方に換気扇を設置する換気方法 | 給気口だけに換気扇を設置する換気方法 | 排気口だけに換気扇を設置する換気方法・全ての部屋に給気口が必要となる |
メリット | 新鮮な空気をたっぷり取り込むことが可能 | 空気が入ってくる力が強い | コスト・電気代が安い |
デメリット | 電気代がかかる・コストがかかる | 室内の空気を排出しにくい・湿気が溜まりやすい | 外気温の影響を受けやすい |
ここではそれぞれについて詳しく解説していきます。
第一種換気
第一種換気とは給気口と排気口の両方に換気扇を設置する換気方法です。外の新鮮な空気をたっぷり取り込むことができ、室内の汚れた空気もきちんと排出することが可能です。しかし、両方に換気扇を設置するためコストがかかり、電気代も通常の2倍ほどかかってしまいます。また、空気が循環しやすいため室内の空気が冷えやすいといったデメリットも挙げられます。
第二種換気
第二種換気は給気口だけに換気扇を設置する換気方法です。室内に空気を取り込む力が強く、排出する力が弱いのが特徴的です。病院や研究室などで採用されていることが多く、住宅ではあまり使用されない換気方法です。室内の空気を排出する力が弱いため、湿気がこもりやすいといったデメリットが挙げられます。
第三種換気
第三種換気は排気口だけに換気扇を設置する換気方法です。住宅やマンションなどに多く導入されています。室内に湿気が溜まりにくいのが特徴的で、コストや電気代がかかりにくいというメリットが挙げられます。しかし、空調の効果が落ちてしまったり冬は寒さを感じたりします。
寒くても24時間換気を止めてはいけない理由
どうしても寒さが気になってしまう24時間換気。どうして止めてはいけないのでしょうか?寒くても24時間換気を止めてはいけない理由は以下の通りです。
【24時間換気を止めてはいけない理由】
- カビや結露が発生する
- 臭いが充満する
- アレルギーを引き起こす
- シックハウス症候群になる可能性がある
ここではそれぞれについてさらに詳しく解説していきます。
カビや結露が発生する
24時間換気を止めてはいけない理由の1つめには、カビや結露が発生することが挙げられます。24時間換気を止めてしまうと室内に湿気や汚れが溜まるため、カビや結露が発生しやすくなってしまうのです。室内を清潔に保つためにも24時間換気は必ずつけておきましょう。
臭いが充満する
24時間換気を止めてはいけない理由の2つめには臭いが充満することが挙げられます。特にキッチン周りやリビングはさまざまな臭いが溜まりやすく、しっかりと換気を行わないと嫌な臭いが充満してしまいます。24時間換気をつけておけば、自然と空気の入れ替えが行われるため嫌な臭いを防ぐことができるのです。
アレルギーを引き起こす
24時間換気を止めてはいけない理由の3つめにはアレルギーを引き起こすことが挙げられます。なぜなら、長時間室内の空気の入れ替えを行わないことでアレルギーの原因となるホコリが溜まったりダニが発生したりする危険があるからです。室内の空気が汚染されたり汚れが溜まったりすることでぜん息などのアレルギーが発生しやすくなるのです。
シックハウス症候群になる可能性がある
24時間換気を止めてはいけない理由の4つめにはシックハウス症候群になる可能性があることが挙げられます。シックハウス症候群とは室内の空気が汚れることでさまざまな健康被害を引き起こす症状のことをいいます。
近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。
引用:厚生労働省 シックハウス対策のページ(1)シックハウス症候群とは
24時間換気を止めてしまうと室内に汚れた空気が充満し、鼻水が出たり喉が痛くなったりするシックハウス症候群を引き起こす危険があるのです。
24時間換気の寒さ対策は?
24時間換気の寒さ対策にはどのようなものがあるのでしょうか?24時間換気をつけたままできる寒さ対策は以下の通りです。
24時間換気をつけたままできる寒さ対策
すぐにできる寒さ対策 | 普段からできる寒さ対策 |
---|---|
暖房器具を使用して温度をキープする | 換気口カバーを付ける |
サーキュレーターなどを使用する | 給気口を変えてみる |
給気口の給気量を調整する | 換気口に専用のフィルターを付ける |
遮熱カーテンを使用する | 寒さ対策に特化した換気設備の導入 |
空気の排出を行う向きを変える | 換気口の掃除をする |
すぐにできる寒さ対策
・暖房器具を使用して温度をキープする
・サーキュレーターなどを使用する
・給気口の給気量を調整する
・遮熱カーテンを使用する
・空気の排出を行う向きを変える
①暖房器具を使用して温度をキープする
すぐにできる寒さ対策の1つめには暖房器具を使用して室内の温度をキープすることが挙げられます。エアコンやストーブなどの暖房器具を積極的に使用することで常に室内を暖かな状態に保てます。設定温度を決めておけば、室内を常に同じ温度で保てます。
➁サーキュレーターなどを使用する
すぐにできる寒さ対策の2つめにはサーキュレーターなどを活用することが挙げられます。なぜなら、24時間換気の排気口は天井付近など高い位置にあることが多く、暖かい空気と一緒に外に排出されてしまうからです。暖房器具などを使用して温まった空気を室内全体に循環させるためにはサーキュレーターなどを使うのがおすすめです。
③給気口の給気量を調整する
すぐにできる寒さ対策の3つめには給気口の給気量を調整することが挙げられます。給気口の種類によっては、開き具合を調節できる場合があります。完全に閉じてしまうと十分に換気されなくなってしまうので、給気口を少し閉じて寒さ対策をしましょう。
④遮熱カーテンを使用する
すぐにできる寒さ対策の4つめには遮熱カーテンを使用することが挙げられます。遮熱カーテンは室内の熱を逃がさないようにしてくれるため、寒さを和らげてくれます。より暖かさを感じたい場合には暖房器具とあわせて活用するのがおすすめです。
⑤空気の排出を行う向きを変える
すぐにできる寒さ対策の5つめには空気の排出を行う向きを変えることが挙げられます。例えば、給気口から出てくる空気が直に身体に当たらないような向きに変えるのがおすすめです。4方向に風が分散するカバーなどもチェックしてみましょう。
普段からできる寒さ対策
・換気口カバーを付ける
・給気口を変えてみる
・換気口に専用のフィルターを付ける
・寒さ対策に特化した換気設備の導入
・換気口の掃除をする
①換気口カバーを付ける
普段からできる寒さ対策の1つめには換気口カバーを付けることが挙げられます。換気口カバーにはさまざまな種類がありますが、寒さ対策をするなら換気口を開閉できるタイプや断熱材つきタイプがおすすめです。
➁給気口を変えてみる
普段からできる寒さ対策の2つめには給気口を変えてみることが挙げられます。給気口・排気口・換気口にはそれぞれ多くの種類があります。給気口も開きっぱなしのものからカバーがついているものまでさまざまです。寒さ対策をするなら、外気が直接身体に当たらないような形状のカバーを選ぶのがおすすめです。
④換気口に専用のフィルターを付ける
普段からできる寒さ対策の3つめには、換気口に専用のフィルターをつけることが挙げられます。換気口の専用フィルターにはさまざまな種類がありますが、寒さが気になるなら寒さ対策に効果的な断熱材入りなどのフィルターの使用がおすすめです。
⑤寒さ対策に特化した換気設備の導入
普段からできる寒さ対策の4つめには、寒さに特化した換気設備の導入が挙げられます。例えば、室内の熱を逃がしにくかったり室温を保ちやすかったりする換気設備がおすすめです。
⑥換気口の掃除をする
換気口の掃除をすることも寒さ対策に繋がります。なぜなら換気口に汚れが詰まっていると、換気口カバーなどの開閉が上手くいかなくなってしまうからです。汚れが詰まって換気口カバーが閉まらなくなると、室内の暖かい空気が外に流れ出してしまいます。定期的に換気口に汚れが溜まっていないか確認をしましょう。
24時間換気のメリット
24時間換気にはどのようなメリットがあるのでしょうか?24時間換気を稼働するメリットは以下の通りです。
【24時間換気のメリット】
・シックハウス症候群を予防する
・湿気を逃がすことができる
・カビや結露を防止する
ここではそれぞれについて詳しく解説していきます。
シックハウス症候群を予防する
24時間換気のメリット1つめにはシックハウス症候群を予防することが挙げられます。なぜならシックハウス症候群の原因となる空気の汚れなどを24時間換気システムによって外に排出できるからです。室内の空気を常にきれいに保ちたい方や小さなお子さんがいるご家庭では特に積極的な活用がおすすめです。
湿気を逃がすことができる
24時間換気のメリット2つめには湿気を逃がすことが挙げられます。24時間換気を活用することで常に室内外の空気を循環させられるため、湿気がこもりにくくなるのです。室内の空気が重く感じたり、蒸し暑く感じたりする場合には24時間換気を導入するのがおすすめです。
カビや結露を防止する
24時間換気のメリット3つめにはカビや結露を防止することが挙げられます。なぜなら24時間換気を稼働することでカビ・結露の原因となる湿気を外に逃がすことができるからです。また、カビの栄養源となるホコリなどの汚れも溜まりにくくすることが可能です。室内を清潔に保ちたい方にも24時間換気の導入がおすすめです。
24時間換気を使用する場合には強弱どっちがいい?
24時間換気に強弱の設定がある場合には、どちらを使用するべきなのでしょうか?結論から言うと、基本的には弱運転でも十分に換気をすることが可能です。しかし、部屋にいる人数が多くなったりキッチンで料理を行ったりした際などには強設定に変更するのがおすすめ。強にすると寒さを感じやすくなることもあるため、場面に応じて強弱を使い分けることが必要です。
24時間換気を正しく活用しよう!
今回は24時間換気の種類や寒さ対策について紹介しました。24時間換気を使用することで室内の空気を常に清潔に保つことができます。寒さ対策をしっかりとして24時間換気を活用し、ぜひきれいな空気のお部屋で過ごしてくださいね。
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